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ミワいつか
2006/06/23(Fri)
太陽の祭り インティライミ前


朝ごはんを宿で食べお茶&ワールドカップ観戦をしにネットの使えるcafeへ
スペインの試合を観てから、いつかちゃんがネットをしている間に街へ出る。もうお祭りだった。街をグループ毎に揃いの衣装を着て踊りながらパレードをしている。しばらくパレードを観た後観光案内所へ向かう。パレードの観客で道が一杯でやっとの思いで観光案内所へ行きマチュピチュ行きのバスや電車の情報を確認する。もう一度同じ道を戻ろうとするも途中まで行き人が一杯でどうにもうごけなくなった。今日は手ぶらだったけど昨日の夜かばんに伸びてきた子供のスリの手を思い出してドキっとして何とか戻って回り道をする。プラサ レゴシホはちょうどパレードの終点のようだった。そこでもしばらくパレードを見てカフェへ戻る。
2時からの韓国vsスイスのゲームを見るつもりだったのだけどどうやらフランスのゲームを先にやるらしく韓国戦は4時からだった。
cafeを後にし一度荷物を置きにホテルに戻る。ホテルに戻る道もパレードの通り道になっているようできらびやかな衣装を着て踊って通りすぎていく人たちを見る。写真を撮っているとお面をつけたパレードの一員に水をかけられた。さらに撮っているとまた別のお面をつけた人になにやら粉のようなものを頭にかけられた。両方とも悪い気はしない。
ホテルに戻り再び出発すると近くの教会サンタテレサ横の広場に屋台が出ていたので覗く。おいしそうな食べ物が並ぶ屋台でスープとチャーハンのようなものを食べる。スープには脂身が入っていてなんと毛が少し残っていてあまり見ないようにして食べる。見た目はともかく野菜たっぷりのスープは美味しかった。チャーハンのようなものはご飯と麺が入っていて上に芋と肉が載っている。
両方とも美味しく満腹になってサンタテレサ教会を覗く。昨日パレードに出ていた人形がいた。しばらく見ているとその人形は男の人たちに担がれてまた街へと出て行った。日本のおみこしのようだった。大人の男達が人形を担ぎ、子供たちはそれを置く台を担ぐ。おみこしを見送り、プラサ レゴシホを通るとパレードを終えたグループが集合写真を撮ったりビールを飲んだりしていた。そのうちの覆面ニット帽を被った一グループに集合写真を撮って欲しいと頼まれたので写真を撮ると今度は私たちも入って撮れという。その後ビールをごちそうになり、でもみんなにビールを買って、と言われたけどわからないフリをし(安かったしお礼に買ってあげるべきだったかな)お礼を言ってプラサ レゴシホを後にする。
パレードの道を逆に歩き、マチュピチュへ行く途中のオリャンタイタンボまでのバスを調べに行く。直通はちょうどいいバスがないようだった。乗り換えならたくさん出ているとのことだったのでウルバンバで乗り換えて行くことにする。バスターミナルまでの道にも屋台がたくさん出ていてまたごはんを食べたくなるけどまだお腹も空いていなかったので断念しておやつにとうもろこしの皮で包まれたパンケーキのようなもの食べる。0.50sol(≒20円)。ココナッツの味がしておいしかった。途中焼き芋売りもいて、通りすぎた後やっぱり買おうと振り返るとちょうど移動してしまいいなくなっていた。バスに乗るときにまた買いこむことにする。
お土産センターのようなところに寄った後鉄道駅へ行きオリャンタイタンボからマチュピチュの麓のアグエスカリエンテまでの電車のチケットを買いに行く。たくさんの人が待っていた。番号札を取りかなり待ってやっとカウンターに呼ばれる。お祭りの翌日25日の午前中のオリャンタイタンボ発がよかったのだけど9時発の電車しかなかった。26日の帰りの電車も早朝しかなくなんだかうまく行かない。これだけの人がマチュピチュ行きの電車を買うために待っているんだからしょうがない。かなり悩んで24日のお祭りを見てその夜アグエスカリエンテへ向かうことにする。
チケットも入手したことだし、と戻る道でアーティクーチョ(串焼き)を食べる。硬い肉を想像していたけど柔らかく、つけた緑色の辛いソースも美味しい。
戻る途中にあるサントドミンゴ教会へ寄る。ちょうど団体が出てくるところだったのでもう終わりかと聞くと入れるという。中はとてもきれいになっていた。スペインの建築物のような中庭のあるつくりで、花が飾られていたりアート作品なのか中庭にボックスが置かれていたり。インカの石積みも展示されていた。
まだお祭りは続いていた。観客もポンチョを着てニット帽を被って、日本のお祭りで浴衣を着て出かけるような感じでポンチョを着ているのかな。私たちも帰ったら夏。日本のお祭りに浴衣を着て出かけたいね、と話す。
昨日宿の近くに出ていた屋台の通りを目指す。すごく賑わっていたのだけどもう夕飯を食べた後だったので今日に回していた。モルモットの丸焼きもあって、見た目はちょっといやなのだけど味はきっと美味しいとそれを食べることにしていた。が、その通りに到着すると昨日あんなに賑わっていた屋台がまったくなく、端っこにハンバーガーの屋台と串焼きの屋台が数軒あるだけだった。ハンバーガーもおいしおうだったけどもっとしっかり食べたかった。
プラサ レゴシホにも屋台が出ていたのでそこまで戻る。途中パレードの人とそれに着いてきた人がたくさんでどうにも動けなくなりしばらく人が通りすぎるのを待つ。
プラサ レゴシホに並ぶ屋台達の中にもモルモットはいなかった。食べるのにドキドキしていたのだけどいないとなるすごく食べたくなる。でもないので諦めて私はまたご飯にじゃがいもとお肉の煮たものがかかったご飯を、いつかちゃんはプーノの食堂で食べたようなパスタ入りのスープを食べる。
食べて戻る途中花火が上がった。ほんの数発だったけどお祭り気分がもりあがる。
途中の屋台で人気の乳白色の飲み物を頼んでいる日本人がいたので何なのか聞いて味見をさせてもらう。寒い夜に体の温まりそうなショウガのような味のする飲み物だった。
宿に戻り今日はかなり歩いて疲れたのでそのまま寝てしまう。1時近くなっていつかちゃんが電気を消す頃やっと置きだして寝る準備を整える。明日チェクアウトをしなきゃいけなくなったけど荷造りまでは出来ずにまた眠る。

祭りだ、祭りだ、前夜祭!


早めに寝たので今朝は自然に目が覚める。意を決してぬるいシャワーを浴びにいく。夜入るよりましかもしれないけれどやはり寒い!ここの宿の朝食は釜で焼いたパンに、濃厚なブルーベリージャムに、サッカーボールのように小さく丸められたバター、100%ジュースを水で薄めたようなオレンジジュース(75%くらいに思えた)に、コーヒーはホットミルクにコーヒーソースを注ぐタイプ。そういえばプーノでクスコ行きのバスを待っているとき一緒にご飯を食べたイスラエル人もコーヒーを頼んでお湯と濃いコーヒーの入った小さなピッチャーが出されていた。

昨日見つけたネットのつながるカフェへ。スペインvsサウジアラビア戦、10時からだと思っていたら9時からキックオフだったようですでに後半が始まっていた。時差の計算を間違えてしまった。コンセントのあるスクリーンのそばは電気が消されて暗いのであまり長時間はパソコンに向かうことができない。メールをチェックしたりして、マチュピチュ行きのチケットを買いに外に出ると雨がぱらついていた。外はお祭りでものすごい人なので、パソコンを宿に置きに行く。その間にも鮮やかな衣装に身を包んだ人たちが楽隊の音楽に合わせて踊りながら行進して通り過ぎていく。ちょっと真似して踊ってみる。フフフ。

雨がぱらついているけれど傘をさしている人はいない。カラフルなビニールポンチョを羽織っている人を多くみかける。安く売っているのだろうか。宿のそばのサンタ・テレサ教会の隣に屋台がたくさん出ていた。雨に濡れながら屋台でご飯とスープのお昼ご飯。ソバのような麺が混ざったご飯に肉じゃががかかったようなものが美味しい。ご飯1ソル(約38円)、スープ2ソル(約72円)。教会の中をのぞくと山車のようなイエス像などが運ばれていくところだった。先導する人がいて、掛け声をかけながら重そうな像を真っ赤な顔でかつぐ人たちがいて、それを見て興奮する私たちがいて、日本のお祭りを見ているかのようだった。

アルマス広場周辺がとても混んでいるので裏手を通ったら、リャマ使いの格好をしたある出演団体に声をかけられ、サルベサ(ビール)を一杯ご馳走になる。この団体の身に着けている衣装には、小さいけれどちゃんと耳に飾りがつけられたリャマやさまざまな模様が編まれている年季の入ったヒモが斜め掛けにされ、腰にはリャマの毛が当てられ、どれもお土産屋さんでは手に入らないであろう使い込まれた魅力的なものだった。一緒に写真を撮ったりして、ビールをみんなに振る舞え!と言われたけれど躊躇してしまった。楽しい時間を過ごしたのにお祭りのノリを共有できなかった私たち、、。

Grau Ave.にあるバスターミナルへ向かった。マチュピチュの麓の村までは最終的には鉄道でしかアクセスできないけれども、途中のオリャンタイタンボまでバスで行く方法もあるからだ。中心から少し離れただけでぐっと地元の雰囲気が増して面白い。どうやってバスが入ってきて向きをかえるのかもわからないような小さな小さなバスターミナルに大勢の人がいた。バスターミナルまでの道にも屋台が並んでいて、とうもろこしの皮のようなものに包まれているパウンドケーキを買ってみる。50ソルの絶品!

メインの通りEl Sol Ave.まで戻ってパレードを見ながら、今度はマチュピチュまでの鉄道の切符をワンチャック駅(Estacion Wanchaq)買いに行く。マチュピチュへの列車が発着する駅はサン・ペドロ駅だけれども12時までしかチケットは売っていない。ワンチャック駅では18時までチケットを購入することができると昨日インフォメーションで教えてもらった。隣のセントロ・アルテサナル(民芸品ショッピングセンター)を覗いて駅に向かう。駅かどうかが判断しにくいエントランスからは想像もできない、とてもきれいなチケットオフィス。非常に混んでいて番号札をとってモニターに自分の番号が出るまで長いこと待つ。クスコからマチュピチュは鉄道で往復すると68ドル。オリャンタイタンボまでバスで行って、そこから鉄道という方法が少し安い。鉄道で一本で行ってしまった方が楽か、でもオリャンタイタンボも行きたい気もするし少し迷ったけれど、カウンターに行ったらクスコ発の列車が満席でおのずとオリャンタイタンボ経由のしかも、夜マチュピチュ着、早朝発の便しか空席がなかった。マチュピチュ行きの列車は混んでいるらしいので、取れただけでもよしとしよう。

バスで行くことが決まったので、再びバスターミナルでオリャンタイタンボまでのダイレクト便の時間を聞きに戻りながら、今度は屋台のアーティクーチョ(串焼き)を食べる。1ソル(約38円)で鋭い竹の串の一番上には丸いじゃがいもが一つ刺さっていてその姿もかわいらしい。緑のタレをかけて食べるがそのタレがピリッと辛くてまた美味しい。

El Sol Ave.の途中のサント・ドミンゴ教会にも立ち寄ってみた。インカ時代にはコリカンチャという太陽の神殿だった場所で、“カミソリの刃一枚すら通さない”といわれる接合材を使わず石面を密着させて隙間なく積まれたインカの石組みを見ることができる。石塀に囲まれると圧迫感を感じるほどぴったりと計算されて詰れた石たち。回廊部分には壷が置かれ興味深い教会。中庭には街でたくさん見かけたインカのカラフルな旗と、ボックス状のオブジェが置いてあった。きっとお祭りに使われるのだろう。

人ごみをかきわけながら、両替屋でトラベラーズチェックを替えた頃(100ドル替えるのに手数料2ソル)そろそろお腹もすいてきた。モルモットに挑戦しようと宿のそばまで戻ったのに、今日は屋台がない!決まった曜日にだけ出る屋台なのか、お祭り前夜だというのに!昨日は右を見ても左を見ても飛び込んできたモルモットが、アルマス広場の先まで戻ってもどこにも見当たらない。私はとんこつラーメンのように見えて惹かれたパスタ入りスープ(ソパ/sopa)を地元の人とぴったりくっついて食べる。とてもとても美味しい。

突然花火が数発あがって、日本の夏のことを考える。明日はお祭り、そして夕方にはマチュピチュへ向けて出発。荷詰めをしなくては。宿に明日発つ旨を告げて、またコカ茶のサービスを部屋に持ってきてもらうようにお願いする。夜遅くまで楽隊の音楽が街に響いている。
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