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ミワいつか
2006/06/22(Thu)
 
 
インカ帝国の首都クスコに到着


予定より少し早い朝4時半すぎクスコに到着。辺りはまだ暗い。7時まで車内で寝ていていいというバスだったので、明るくなるまでバスで待機する。寝袋を取り出そうとしたミワがサブバックが濡れている!と言っている。私の方もチェックしたら一部濡れていた。何でだろう?バスの中で乾かしたり、移動時はホントいろいろなことが起こります。明るくなってバスの掃除が始まったのでタクシーで予約していた宿へ向かうことに。地球の歩き方に町中までのタクシーの相場は2-3ソルと書かれているのに、5ソルと言われる。高いんじゃないかな、と思いつつ乗り込んだものの今度は持ち金がなかった。一度乗り込んだタクシーを降りて、別のタクシーのおじさんと話したら2.5ソルでもホテルまで行ってくれるとのこと、お願いしようと思ったけれど、オフィシャルではないのでやめる。ATMでソルを引き出したらATM手数料が4ソルもとられたことが明細を見てわかった。キャッシング手数料とダブルの手数料がかかることになる。結局客引きのおばさんとそのおばさんにつかまった男性と同じタクシーで3ソルでホテルまで行く。

ここクスコでは明後日24日にインティ・ライミ=太陽のお祭りがある。私たちはそれに合わせる為にキツキツのスケジュールを組んでいたし、お祭りなので宿が取れないことを心配していた。地球の歩き方に載っていたインペリアルホテルのアドレスにメールで予約を入れたので、到着して初めて宿の詳細を知る。廊下にロッキンチェアがあったり、広そうだけれど決してきれいとはいえない古さの宿。お祭り前というのに全然空いているみたい。部屋に通してもらったらベッドが1つしかない。あれ?と言っていたらすぐに隣の部屋からエキストラベッドではなく、普通のベッドにマットを運んで手際よくベッドメイキングをしてくれた。ここもやはり暖房はない。ネットがつながるかどうかチェックするがダメ。歩き方にも書かれていたサービスのコカ茶を頼んだら、部屋まで持ってきてくれた。標高3399mのクスコ。富士山より高いけれど、ボリビアから入った私たちはもう高度順応しているようで特に苦しくはなかった。それでも生葉のコカ茶が夜行バスで疲れた私たちにうれしい。

インカの国旗だろうか、街中には7色の国旗が至るところに掲げられている。インカ帝国の首都だったクスコ。ケチュア語で「へそ」という意味だそうだ。16世紀のスペイン人の征服によって滅ぼされたインカ帝国。スペイン人の手によって神殿などが破壊され、その上に教会などを建てていったから、石組みなどの土台はインカ時代のもの、教会などの街並みはスペインを思わせる風景。その組み合わせが南米の街クスコに来ているということを実感させてくれた。

朝ごはんに地球の歩き方にのっている広場に面したお店Cafe Aylluへ行ってみる。カテドラル前には太陽をかたどった木材が設置されているところだった。ミキサーにかけられた冷たくないフルーツシェイクとボリュームたっぷりのフレーク&フルーツ入りヨーグルトが美味しい。朝食を済ませてからアルマス広場に面したカテドラルに入ってみる。インカ時代のピラコチャ神殿の跡に建てられたというもの。100年かかって完成したというだけあって、今まで訪れた中で最も重厚で独特な雰囲気。入り口では金の額縁の絵画に迎えられ、脇には牢屋のような金の鉄格子の向こうにイエスキリストの姿があったりする。お祈りの声が響く中、約400もあるという宗教画と、煌びやかな衣装を着たイエスキリストなどの人形が山車のようになっていくつも並んでいるのが印象に残る。メスチソの画家Marcos Zapataが描いた最後の晩餐のご馳走はクスコ名物のモルモットだった。出口に10時までは観光客は立ち入り禁止と書いてあった。時計をみるとちょうど10時だった。

宿にもどってレセプションのテレビでイタリアvsチェコ戦の後半を観る。イタリアは初めてゆっくり観戦。トッティの髪が短い!14時からは日本vsブラジル戦ある。試合が観られて、ネットがつながるようなcafeがないか探してホテルを出たら、早速WiFiの文字を発見!SUMAQ MISKY(Plateros 334,Segundo Piso Telf,223353/www.sumaqmisky.com)というこのお店の店員さんに訪ねてみたら、お茶の注文だけでワイヤレス接続OKとのこと、そして大きなスクリーンもあるよ!と!大きなスクリーンとバーカウンターもある広いスペースに、ガラスのキッチン、とお洒落なcafeバー。メールをチェックしたりしながら14時のキックオフに備える。ミワがパソコンをやっている間に観光案内所まで行ってインティ・ライミのお祭りの情報とマチュピチュの情報をもらう。アルマス広場ではお祭りの予行練習のようなことをやっていた。

日本戦、玉田と巻で攻めるよう。もう後がない日本の前半の勢い。稲本の滑りながらのパスからボールがつながり玉田のシュートが決まる!奇跡が起こるかもしれないシュートに奇声があがってしまい、少ないお客さんに笑われる。しかしまたもロスタイムで失点!後半ボカボカと追加点を入れられる中、中田英が前に進みたがっている姿に胸が苦しくなる。日本のワールドカップが終わってしまった。もう少し世界と戦えると思っていたような、これが実力だと正面から言われたような結果。ボンで受け止めたサッカー協会の宣言のように2050年には文化レベルを上げて戦えるようになってほしい。ボールたった一つでいろいろなことを教えてくれるサッカーはやっぱり魅力的だと思うから。

元気が出るようにと、カフェでアルパカ肉のステーキを食べてから外に出ると、アルマス広場で何かやっている。今日見たカテドラルの中にあった豪華な衣装をまとったキリストなどの人形が担がれている。インティラミのお祭りの一部なのだろうか?綿菓子売りやら、ナッツ売りやら、りんご飴売りやら、いろいろな売り子がいて、大勢の人で広場が埋め尽くされている。久しぶりに味わうお祭りの雰囲気!インティ・ライミのお祭りに期待が高まる。アルマス広場付近にはたくさん両替所があり、鍵やヘッドランプや三脚などのトラベルグッズやお土産が一緒に売られていて、ミワが両替レートを確認している間に、かわいい鍵をチェックする。広場からホテルに戻る道の途中にたくさんの屋台が出ていた。お皿に盛り盛りに盛られたものたち。クスコ名物のモルモットは丸焼きになったその葉に野菜などが加えさせられていた。大賑わいで、どれも美味しそう!アルパカ肉を食べてしまったので、屋台(とモルモット!とミワは言っているけれど、、)は明日の楽しみに!
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