|
|
|
|
|
|
|
2006/05/26(Fri) ←前の日記次の日記→
   八王子からベルリンに。今夜はステファニーの彼ロバートの仕事が遅くなりそうなので、今日予定していた日本食づくりは明日に延期にする。ステファニーは朝早くからプロフェッサーとの面談があり私達が起きたときにはもう家にはいなかった。ミワの前髪を私が切ることにする。長い前髪に一気にはさみを入れるのはさすがにドキドキするので、最初は長めに、でも短めの方が似合いそうだったのでそのあとはバッサリ。はさみを縦にしてたくさんすいて、両サイドに角度をつけて、見よう見まねのテクニックを取り入れてみる。さてさて腕前やいかに
13時頃ステファニーが帰ってくる。家に入ってきたその片手にはダンボール箱が抱えられていた!待ってました実家の母からの荷物!私達の実家八王子で、両家の母たちによる母会が開かれ、旅で足りないいろいろなものを一緒に送る手配をしてくれた。データでふくれあがったイザベルちゃん(ノートパソコン)用の外付ハードディスク、新しい携帯(盗まれちゃったので)、南米用地球の歩き方(南米はしっかり調べないとね!)、小鼻用毛穴パック(3ヶ月分の角栓にはやっぱりこれ)、食べたかった日本のカレールー(こくまろカレー)などなどなどなど、、。内容物に高価なものが含まれていたからか、ドイツで受け取る際に追加で20ユーロかかってしまった。母達もこうして海外に荷物を送るのはきっと初めてなので大変だったに違いない。「I got a new keitai!」とさっそくステファニーに見せる。外付HDも問題なく動いてほっと一安心。
ドイツのバームクーヘンを食べてみたいと話していたらステファニーがバームクーヘンを買ってきてくれた。小さなカットなのにひとつ6ユーロ近くするようで、高い!バームクーヘンとブタの耳と呼ばれるステファニーが大好きなマジパンのお菓子をおやつにいただく。ステファニーは日本のバームクーヘンの方が美味しいと思うと言っていた。ミワが日記をやっている間ステファニーとスーパーに行く。ヨーロッパはホワイトアスパラのシーズンで日ごろはなかなか手に入らない生のホワイトアスパラがスーパーに並んでいた。太くて美味しそうなものを厳選してかごに入れる。ステファニーのお母さんが旅行で留守にしているのでその間、ステファニーの弟のご飯はステファニーがつくることになっている。ジャーマンクッキングを教えてもらうことにした。
家に戻り野菜を切るところから準備を始める。日本でも数回だけステファニーが料理をしてくれたことがあるけれど、ステファニーは包丁ではなくて、ナイフを上手に使う。手際のよいステファニーのナイフ使いを久しぶりに見る。
【白アスパラ&ソース】
白アスパラは皮を剥いてレモン汁(なければビネガー)と砂糖を入れてゆでるとやわらかくなるらしい。ソースパンにバターと小麦粉が入ったので、ホワイトソースをつくるのかと思ったら、ステファニーはそれらに牛乳は入れずに白アスパラのゆで汁でといた。手際よく混ぜながら、塩、こしょう、レモン汁、ムスカ、砂糖(けっこう入れた)で味を整えてスペシャルソースの出来上がり。
【マッシュポテト】
皮を剥いたじゃがいもを適当な大きさに切って塩茹で。火が通ったら水を捨て、バターと牛乳、塩、MUSKAというスパイスを入れて、マッシャーで熱いうちにつぶす。
【ステファニー流スクランブルエッグ】
フライパンに卵を8つ直接割り入れ、木べらで混ぜながらけっこう固めに焼く。
全部一皿に盛るのがドイツ流。こんな極太のホワイトアスパラは手に入らないけれど帰ったらこのソースは作ってみよう。シンプルでボリュームたっぷりだけど美味しくて、ペロリと食べてしまった。食器の片づけを一緒にしながら、ステファニーに「こんなに料理が上手だからいい奥さんになるね」と言ったら、「いいアーティストになりたい」という言葉が返ってきた。彼女の本気さが伝わってきた即答ぶりだった。本当に本当にがんばってもらいたいな。
そういえば今日は旅行中のステファニーのお母さん、ガビさんの誕生日。
“ALLES GUTE ZUM GEBURTSTAG,LIEBE GABI-san!(お誕生日おめでとう!)”
※“GEBURTS-”のところはオエっと吐き出す感じで発音するといいらしい。