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ミワいつか
2006/05/02(Tue)
犬と不思議な岩達、カッパドキアギョレメ


バスはドリンクのサービスやトルコの水おしぼりコロンヤのサービスなどがあった。一回は寝ていてコロンヤを逃してしまったけど。カッパドキアに近づき、いつかちゃんの「みわ見て!」という声が聞こえた気がしたけど目を向けられずまた寝てしまう。
そのうちギョレメに到着した。ツーリストインフォメーションで泊まることにしていた宿バックパッカーズケイブの場所を聞き、ベンチで朝ごはんを食べる。昨日確保したパン達と開けてしまった気の抜けたビール。イスラム圏を出るまでビールはお預けだね、と反省する。食べもののにおいをかぎつけてか犬がやって来た。パンを少しちぎってあげる。食べるとまた欲しそうに見ているのでまたちぎってあげる。最後だよ、といってあげてもまた見てくる。しばらくそれを繰り返す。パンもなくなると諦めてどこかへ行ってしまった。
宿へ行きチェックイン。せっかく岩部屋があるのに風通しや寒さを考えて普通の部屋に泊まることにする。
準備をして出かけようとするとキッチンに宿のおじさんとその友達というひげのおじさんがいてワインをサービスしてくれた。庭で取れるぶどうで作ったワインだという。あまりアルコールっぽくないけど美味しいワインだった。夕飯を作ってくれる、というので宿で夕飯を食べることにする。
歩いて行けるよ、というギョレメオープンエアーミュージアムへ行く。ミュージアムといっても多分ただ岩たちがいて自由に見て、と言う感じ。散歩道の途中の岩に登って残りのパンと出発前に買ったチョコでお昼ご飯にする。食べていると遠くに犬が見えた。どうやら私達に狙いを定めたらしくこっちに向かってくる。しばらく視界から消えたと思ったらいきなり背後からいつかちゃんに飛びついてきた。またパンが狙われている。今度はかなり勢いのある犬だった。すごく小さなかけらを岩のしたに向かって投げたけど取りに行かず、私達の持っているパンを狙っている。もうあげなかった。しばらくねばっていたけど遠くに歩いている人を見つけると私達は諦めてその人に狙いを定めてその人に向かって走っていった。
不思議な岩たちを眺めしばらく散歩して、教会を目指す。教会もキノコ岩。扉があったけど中には入れなかった。教会の側にはさっきの犬がいた。犬の側にはパンが転がっていたけどもう興味はないらしく特に食べることもなく寝そべっていた。教会の周りの岩たちを覗いていると近づいてきてもう満腹なのかねだることもなくおとなしくしている。
2人でそれぞれ岩を見ていると雨が降ってきた。かなり強い。いつかちゃんは近くにあった三角のテント型の岩、私はキノコ型の岩の中で雨宿りをすることにする。さっきの犬も私と同じ岩にやって来て雨宿りをしている。しばらくキノコで雨宿りをしていたのだけどトンネル状の通路を風が通り抜けて寒い。教会の屋根で雨宿りをしようとキノコを離れて教会へ移動する。犬も一緒に移動してきた。どうやらなつかれたみたいだった。トルコの国旗の星からとって名前をオトちゃんとつけた(オトはモンゴル語で星)。かなり長い間雨宿りをして少し弱まってきたところでいつかちゃんがテント岩から戻って来た。ぬれたし寒いし、適当に戻ろうか、と言い雨が上がったようなので教会を後にする。もうオトちゃんは着いてこなかった。またね、と言って別れる。
雨はすっかりやんで晴れ間も見えてきた。天気もよくなったしもう少し見てから帰ろうとまた散歩をすることにする。
途中UFOミュージアムという看板があったので怖いもの見たさで覗いてみる。入り口で入場料とか要るのかね、と躊躇していると中から人が出てきて3リラという。お金払うなら辞めようか、といっているとそのうち2.5リラ、2リラ、と下がり最後にはタダでいいよ、という。最初からタダなら入ったけどホントは入場料要るのにタダとはなんだか気持ちが悪いのでUFOミュージアムには入らず岩の家たちへ向かう。
中の装飾も間近で見れた。岩を削ったのみの跡も見える。柱の形もきれいに彫ってある家やただただ荒く彫っている家やいろいろだった。岩の壁にカラフルにキリストやマリア様が描かれた教会もあった。
レッドバレーを遠くに見ながら歩いてギョレメまで戻る。
出発する前に頼んでいた夕飯の時間にはまだ少しはやったのだけど宿に戻る。後1時間ぐらい待って、と言われたけど1時間も待てずに夕食を食べに部屋を出る。
催促して夕食はスープから始まった。ひげのおじさんがコックさんだと言っていたけど宿のおじさんが作っているようだった。そしてスープはダマがあってもしかしてインスタントじゃ、という感じだった。
サラダとご飯とパンの後素焼きのポットに入ってぐつぐつと煮込まれたメインディッシュが運ばれてきた。ハンマーでポットを割って食べる。何度かゴツゴツと叩いて陶器割れると中からトマトやピーマン、鶏肉の煮込まれたものが出てきた。美味しい。
夕飯の後宿の1階のサロンで水たばこがすえるよ、といわれて試してみることにした。仕事が終わるという時間にまた下へ降りていくとどうやら下のサロンではなく、外へコーヒーを飲みに行くらしい。お茶なら別にいいかな、と少し迷っているとひげのおじさんに”Don't worry.No problem”と言われる。仲良しらしいレストランへ向かう途中同じ宿の日本人の男の子(といってもそのほかにもう1人ぐらいしか宿泊客はいなかったけど)に会いその子も一緒にお茶へ行くことになる。
トルコではトルココーヒー以外の普通のコーヒーのことをネスカフェというらしい。サランラップ、みたいに商品名がそのままモノの名前になってしまったのかな。ネスカフェを注文するとカップにはお湯が入っていてコーヒーの粉末の袋が一緒に出された。せめてコーヒーの状態にしてから出してくれればいいのに。宿のおじさんの身の上話(40歳だけど奥さんが18歳らしい、とか去年インターネットで生物を勉強していた、とか)を聞いたり姫りんごを干したような干し柿のようなお菓子をもらったりしてお茶をごちそうになり宿へ戻る。

 
 
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