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ミワいつか
2006/04/15(Sat)
モロッコ首都ラバトへ


朝11時近くに朝ごはんを食べに食堂へ行くと電気も消えて誰もいなかった。けど朝食はまだやっているらしくしっかり食べてチェックアウトをする。モロッコに来て1万円ずつ両替をしたのだけどあっとゆうまになくなってしまい、両替所でまた両替をしに行く。ところが今日は土曜日だった。両替所は閉まっていて、ホテルで両替できる場所を聞くと両替マシンの場所を教えてもらった。両替マシンで両替しようとすると日本円はダメのようだった。私はギリギリラバトまでの交通費があったのだけどいつかちゃんはなかった。いつかちゃんはユーロを持っていたのでなんとかディルハムをゲットし電車に乗る。20分ほど遅れてきた電車に乗り込むが今度は別々にも座れないほどの混み様。コンパートメントには定員以上座っているし、通路も人でぎっしりで動けない。しょうがないのでバックパックだけコンパートメントの中の棚に置かせてもらい通路で過ごす。あまりの混みにイライラしているの近くで女の人がつっかみ合いの喧嘩をしていた。冷房もあるはずなのにすごく暑い。近くの子どもと遊びながら過ごし、途中席が空いたと思って座ると少しするとそこに座っていたおじさんが戻ってきてしまった。おじさんというよりおじいさんに近かったので申し訳ないと席を戻そうとするといいから座ってといわれてしまう。ので気にしながら座って向かう。途中おじさん用の席も空き15時頃になってラバトに到着した。
ホテルも十分安いのだけどユースホステルに泊まろうと思っていた。タクシーの運転手にユースホステルまでと言ってもわからないと言う。ツーリストインフォでもらった冊子にはラバトにもユースホステルがある、とあったけど3人ぐらいに当たってもわからなかった。ツーリストインフォに聞きに行って、その間にいいホテルがあったらそこに決めてもいいね、とツーリストインフォまで歩くことにする。しばらく歩いて高級そうなホテルはあるけど普通のホテルはないし店もあまりない。ツーリストインフォもあったけど土曜だからかやっていなかった。一泊1万円以上するようなホテルでもう少し安いホテルはどこにあるか聞くとメディナのほうにあるという。細い路地の小さな家がぎっしり集まるメディナ。メディナのホテルってどんなものか少しドキドキしてしまうが、途中のホテルも当たりながらメディナを目指してみることにする。
駅にまた近づいてくると賑わっていた。私達はツーリストインフォに引っ張られて栄えてない方に行ってしまったようだ。ホテルもいくつかあったのであたってみる。駅の近くで3つぐらいあたったけどどれも悪くない。メディナからも近く観光にもよさそう。一応メディナのホテルもあたってみた。1泊2人で60DH。1000円以下。すごい安い。けどお風呂が部屋だけでなくホテルに存在しないという。そんなことがあるんだ。メディナのホテル以外で悩んだ挙句、駅近くのホテルにする。166DHでツインの部屋は空いていないのでダブルだけど最上階でとても広くなんとバスタブがある。エレベーターもついているし。荷物を置いてスーパーへ向かってみる。
途中カウンターに洗面器のようなプラスチックの桶が置かれていて立ちながら何かを楊枝でほじって食べている人たちがたくさんいた。またかたつむりだったりね、と覗いてみるとその通りだった。リスボンで食べたものよりもっと大きいかたつむり。大人気ではあったのだけどさすがにもう手は出さなかった。同じカウンターではオレンジジュースも売られていた。
スーパーへ行く。スーパー、いろんなものがあって面白いのだけど、決して安くはなかった。いろいろ買い込んだけど68DH。夕飯を外食しても40DHぐらいなのでここでは外食メインの方が安く済みそう。
メクネスもそうだったけどここもツバメがたくさん飛んでいた。
帰りにメディナによると道にテーブル出して、人がたくさんいるレストランを見つける。なにか買って部屋で食べるつもりだったのだけどあまりにおいしそうでそこで食べることにする。いわしのフライにライスとポテトのプレートとパクチー風味の具沢山のトマト系スープのハリランとサラダを頼む。また平べったいパンがモリモリついてきた。そしてごはんも美味しかった。いわしのフライはスパイシーだけどどこかなつかしい。ここのメニュー制覇したいね、と大満足の夕飯。
せっかくの湯船なのにやっぱり移動日で疲れてしまい寝てしまった。

首都ラバトへ


今日は11時51分発の電車でモロッコの首都ラバトへ向かう。遅い出発なので9時半すぎにゆっくりと起きて朝食に向かう。ここマジェスティックホテルの朝食も食べおさめ。素朴ながらに美味しいので、これまでの朝食の中ではかなり上位にランキングされている。ホテル代の支払い2人3泊630ディルハムを済ませると現金がぎりぎりになってしまったので、両替所へ向かう。しかし、今日は土曜日。銀行が休み!旅行をしているとすっかり曜日の感覚がなくなってしまう。土日で宿がいっぱいだったり、これまでも何度か土日ということを忘れて失敗しているので、気をつけなくては。電車の時間もあるのでホテルへ戻って両替できるところを聞いてみる。こういうときにクレジットカードが普及していないと不便だと感じる。銀行に機械の両替機があるから、と教えてもらって、バックパックを背負っていくと、セキュリティと書いた男の人が「私はセキュリティーなので大丈夫」と確か英語で話しかけてきた。そういわれると逆にあやしくないかと疑ってしまいつつ、お金が出てきてしまったりしたので結局その人と一緒にやってもらう。日本円は受け付けられずにお財布の中に残っていた20ユーロ札が換金できた。現金がないとラバトまでの切符が買えないのでユーロ札がなければ危なかった。

無事にラバト行きの切符を買ってホームで待機する。今日は乗り込むときに負けないぞー!とホームの一番前を陣取る。20分ほど遅れていた電車が到着するという案内が入ると、ホームにいた人たちが一斉にスタートラインに立つかのように線路ぎりぎりまでせり出してきた。停車位置の印がないので、電車が到着した瞬間、入り口付近に人が殺到する。やっぱり降りる人を待たずにわめきながら乗ろうとするので時間がかかる。ドアから遠くに立っていたこともあって結局また最後に乗り込むことになった私達。今回もだめだったか!電車は今日もまた超満員で、廊下で身動きがとれなくなってしまった。荷物だけボックスシートの部屋の網棚に上げさせてもらって、廊下で立っている。

そばにいた男の子。車窓風景をデジカメで撮っていると覗きこんできたので、シャッターを押させてあげたりするとはにかみながらにっこりと笑う。レアルマドリッドが好きみたいで、選手のシールを貼るカードを持っていた。大事なカードを見せてくれたりした。ジャッキーチェン(こちらの人はジャッキーシェンと発音する)が何とかかんとかと何度も何度も話しかけてきて、返事をしたかったけれど何と言っているのかわからない。サブバックの中に千代紙がまだ入っていたことを思い出す。もっと小さな男の子もやってきて、二人に折り紙を一枚ずつ選んでもらうとそれだけで目を輝かせる。ミワは小さい方の男の子に、私はロバートという名前だったレアルとジャッキーチェン好きの少年に久しぶりに折鶴を披露。すぐに鳥だとわかって羽ばたくふりをしたりして喜んでいた。ちびっ子の方はちょっといたずらっこで、元気。ロバートはちびっこが何をしても怒らないし、やさしい心の持ち主でとってもいい子。真似ようとする姿勢は、モンゴルでエルデネさんの子どもたちに教えたときより薄かった。最後に羽を広げるところをやってもらうと、私の方を見てにっこりと笑う。両手のどちらかに鶴を隠して、どっちに入っているか?をやったり、それがどこのポケットに入っているか?に派生したりしてぎゅうぎゅうの廊下で一しきり騒いだ。いろいろな人が見られたけれど、その間、すぐ隣で女性同士の大喧嘩があった。ものすごい剣幕で騒ぎわめく声が聞こえ、周りの人たちもとめるつもりなんだろうけれど、さらに大きな声を出すのでもう大変、大変!頭に布を巻いた女性は最後は泣き出していた。何があったのだろう?

ラバトへ到着。インフォメーションでもらったリーフレットにラバトやカサブランカ、フェズやメクネスにもYHがあると書いてあった。荷物もあるのでYHまでタクシーへ行ってもらおうとするとYOUTH HOSTELが伝わらない。ユースホステルに行ってほしいと言っているのに、メモを書いた隣の写真のモスクに適当に行こうとしているということがわかるのでタクシーはあきらめる。フェズでもらった地図を頼りにインフォメーションセンターへ向かうと、土曜日だからか休み、、。向かいの大きなホテルに値段だけ聞いてみると1泊1万〜2万円する高級ホテルだった。ついでに無線LANはあるのかを聞いたらモロッコにも普及していないだけであるはあるみたい。安いホテルならメディナに行けと言われて、ホテル探しを始める。メディナの安宿は泊まる自信があるかどうかなど話しながら、パン休憩をはさんで、ミワがぐるっと見てきてくれる。メディナに近づいたらホテルの看板がいくつかあったみたい。見てもらった2件の情報を元に、一緒に新たなホテルの部屋を見せてもらう。すぐにメディナの塀が見えて、塀の上に「HOTEL」の大きな文字が見えたので、メディナの宿も見てみることにする。メディナに入ると屋台の煙がもくもく立ち込めていてたくさんの人で賑わっていた。ここのメディナも面白そう。細い入り口から半地下へ降りてホテルへ。床や壁はゆがんでいるけれど、タイル貼りのレセプションスペースは想像していたよりはまあまあきれいにしている。1泊40ディルハムで格安。しかし、シャワーがなかった!この頃になるとホテルに泊まる場合の私達の条件がだんだん明確になってきた。シャワーなしが存在するとは思わなかったけれど、値段、広さ、清潔さだけでなく、ダブルベッドでなくツインかどうか、朝食はついているかどうか、コンセントはあるか(できれば2つくらい欲しい)、パソコンをやったり部屋で食事するときはダイニングとなるテーブルがあるかどうか、タオルがついているかどうか(洗濯の脱水に活躍する)、荷物が重たいのでエレベーターがあるかどうか、湯船があってお湯がためられたりするかどうか、などなど。シャワーやトイレが部屋についていると安かったりするけれどそれは別でも構わない。むしろトイレという存在は別の方がいいのではないかと思う。でも洗濯もしたいので洗面所は部屋にあるのが望ましい。見た中ではかわいくて少し狭い部屋などもあったけれど、総合的に二人で一緒に見た最初のホテルにすることにした。

スーパーの場所を教えてもらって初めてモロッコのスーパーへ。他の国のスーパーと相場はさほどは変わらなかった。パンに塗るチーズや綿棒やらハンドクリームやらとオイルサーディン、野菜の缶詰、ジュースなどを買ってみる。計60ディルハムくらいで高い。スーパーを出てからモロッコではスーパーは安い存在ではないかも?ということに気がつく。昨日のお昼のスープは二人で4ディルハムだったし、夕飯も二人で45ディルハムだった。ヨーロッパではお金がないときの拠り所だったので、スーパーというパッケージされた近代のシステムに対して無意識だった。市場は安くて新鮮なものが手に入って活気がある。そんなメディナを少しのぞくと、ケーキ屋さんがどこも大人気。さすがは首都だからか、全体に洗練されている気がした。昨日食べたハリラというスープやおいしそうな食事をしている人たちを見かける。スーパーで買い物をしたばかりだけれど、あまりに美味しそうなのでお店に入ることにする。いわしの揚げたもののようなものと、ハリラとサラダを頼む。カバブは頼まずに様子を見る。パンとフライドポテトなども一緒に載って運ばれてきた。器すれすれまで注がれたハリラはやっぱり美味しい。お腹いっぱいになって二人で34ディルハム(=約500円)。このお店は通うことになりそう。モロッコ料理がこんなに親しみやすいものだとは思っていなかった。明日メディナを探索するのも楽しみだ。

ネットカフェのチェック。0時までやっていて、1時間8ディルハム。メクネスでは6ディルハムが相場だったから少し高いけれどそれでも1時間100円しないのでヨーロッパと比べるとずいぶん安い。明日ノートパソコンがつながるといいな。ホテルの湯船にお湯をためようとしたら、お湯の温度があまり上がらなかった。かなり長い時間をかけて出しているとだいぶ温かくなる。ホテルの条件としてはお湯の温度というのも重要なポイント。安いながらもわりと条件をクリアしているホテルで、時間もあり、ネットカフェもおさえて、メディナも目の前に。この時間と環境のバランスにちょっと心が開放される。
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