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ミワいつか
2006/03/20(Mon)
オーロララストチャンス
ゆっくり起きて朝食の準備をする。食べている頃に高校生の団体がお昼の準備にとりかかり始めていた。
バスで市内まで行き、降りる停留所を見逃し港まで来てしまった。雪が降り風が冷たい。今日もやっぱり装備が甘かった。
今日はとくにここに行かなきゃ、というのもなくプラプラとする。かわいいお店、と思ったら入ってみたり、気になったら覗いてみたり。アイスランドはおしゃれだ。物欲がふつふつと涌いてくる。送っても壊れそうだし、と思いとどまることにした。
写真美術館で写真展を見たり、アイスランドの映像を見たり。新年の花火の映像が上映されていた。打ち上げ場所は一つではなく街のいろんなところから、海のいろんなところから花火が上がっている。花火に囲まれて新年を迎えるのも素敵。
美術館に立ち寄り、ミュージアムショップで今やっている展覧会のアーティストの本などを立ち読みする。私は現金がギリギリだったので写真集で作品を見たことにして、図書館でゆっくり本でも見てようかと、美術館を出ると、どうやら月曜日は無料らしい。というわけで見ることにした。
その日は4つの展示があった。黒っぽいデジタルっぽいプリントの作品、鉄の作品、セルフポートレイトの展示、Ferroという人の作品。
タダの日なのに人もあまりいなく、ゆっくり見れた。結局閉館時間まで美術館にいた。
インフォメーションに行きオーロラツアーが今日決行されるか聞いてみる。5時か6時ぐらいに決まるからまた来て、と言われたので池で時間を潰し、再びインフォメーションへ戻る。そしてツアー会社に電話で確認を取ってくれた。が、なんと、今日は天気が悪いから中止、だそうな。明日はほとんど夏みたいに温かくなるし、明日ならツアーもやるしオーロラ見るのに最適らしい。なんとタイミングの悪い!
がっくりしながらメイン通りをビョークが訪れると言うバーへ向かい歩く。途中レストランを覗いてみるもやっぱり高い!のでメイン通りの途中にあるインフォメーションのおじさんに安いレストランを聞いてみる。途中若者達がどんどん入っていく店(「PRIKID」)も見つけそこをキープしつつ教えてもらった店「VEGMOT」へ行ってみる。値段的にはさっきの店と大して変わらなかったのでもう寒い中戻る気力もなかったし、おいしそうだったので店にはいる。
よくインフォメーションのおじさんが知っていたな、と思うような地元の若者と思われる人たちでいっぱいのお洒落なお店。高い天井が気持ちいい。大きな窓から空もよく見え、ここでご飯を食べながらオーロラ見れたら最高なのに、とまだ少しあがいてみる。
アイスランドではラムもよく食べられるようでラムのステーキとシーフードスープを食べる。野菜もたっぷりでお肉も美味しかった!パンはグトルフォスの滝のレストランで食べたパンと似た白いもっちりしたおいしいパン。周りの人たちが食べているパスタもおいしそうだったな。
満腹になり残りのお金を計算したりして、現金を残さないように、と思ってカードで支払ったらお財布の中にさらに1000ISKが隠れていた。けどすぐに隣の本屋で本へと消えてしまった。
アイスランドの絵本はリバーシブルの本が結構あった。一冊で2冊分のお話。その中でも「SVEPPI OG ROSA」という猪と豚のお話が可愛くって!といいながらアイスランド語の本が欲しくて昔コペンハーゲンでも買ったドナルドダックの漫画を買う。
そしてBarSIRKASへ。ユースで受付のお兄さんがあんまりよくないよ、というのがわかるような、悪そうな(?)人たちが入るバー。バーだけどコーヒーを頼んで休憩。支払いのときにいつかちゃんが聞いたらビョークは先週来たそうな。それも初日とかに行ったら会えたりしたのかな?
メイン通りの半分も来ていなかったけど寒かったので戻ってバスで宿へと帰る。

ノーザンライツは見られずに。


今日はレイキャビック市内をふらっとする予定なので、久しぶりにゆっくりと朝の支度ができた。今日は朝から雨が降っていて寒そう。アイスランドでは条件さえ揃えば町を歩いていてもオーロラ(こちらではNORTHERN LIGHTSという)が見えるそう。しかし昨夜は雲に覆われ気配もなかったので、今日は最後のチャンスでツアーに申し込むつもり。20時からのツアーはコンディション次第で18時頃に決行かどうかを決める。朝から雨降りなので可能性は低そうだけれど、経験豊富なツアー会社に賭けてみることにする。

アイスランドは電車がないので市内までバスで向かう。250ISK(アイスランドクローネ)は日本円にすると400円。とても高いバス代!降りるべきバス停を一つ乗り越してしまって、港まで来てしまった。たくさんの船が停船していて、コンテナに魚がいっぱい詰まっている。卸売市場がないか探したけれど残念ながら静かで見つからない。漁港のすぐ近くにmi mo maというかわいらしいお店があったので入ってみると、店内は広くて奥のほとんどは制作スペースになっているちょっと変わったお店だった。シルクスクリーンやミシンがあり、ここで作りながら販売しているみたい。蝶や草花がカラフルにプリントされている鏡、壁に設置できる蝋燭ホルダーなど欲しいものがいろいろあった。お店の近くにReykyavik Museum of Photographyがあったので入ってみる。入場料は無料。ポラロイドで撮影をする人の、旅先で撮られたものの展示があった。使っているカメラも展示していて、蛇腹が伸びるカメラが欲しくなる。そういえば、アムステルダムの蚤の市でtripという名前のカメラがあった。カメラに付けられた名前たちが気になる。展示室の隣に小さな図書スペースもあって写真集が並んでいた。ついつい長居をする。同じ建物は図書館があったのでそこにも寄ってみる。CDやビデオも充実していた。

お腹がすいたのでベーグルをかじりながら、そばにあったアンティークショップに入る。結構広いお店にものすごい数の品物がぎっしりと並んでいる。アンティークのフォークやグラス、食器、カメラ、雑貨、魅力的なものがたくさんあった。軽いプラスチックナイフと、刺繍のモチーフと、小さな船の写真と、金色の髪のピンを買う。今回の旅では荷物を増やせないから衝動買いは禁物。モノではないところに価値を見出せればそれでいいはずなのに迷ったあげくやっぱり買ってしまう。

インフォメーションに寄ったら、見たことのないリーフレットがあった。やっぱりメインのインフォメーションセンターは一番情報が多いようだ。オーロラツアーのことを訪ねると、決行かどうかの判断が下される17時半〜18時にまた来てとのこと。写真美術館の隣のReykyavik Art Museumに行ってみる。お金を払おうとしたら月曜日なのでフリーとのこと。なかなかラッキーな私たち。Exploding Meaning Gudjon Bjarnason One/John Coplans/Making of an Artist(A selection from the Erro Collection) がやっていた。中庭が吹き抜けになっていて、ボリュームもちょうどよくていい美術館。ここにも図書室があって、またいろいろと本を眺めているといつの間にか17時の閉館の時間になっていた。

市庁舎の近くのチョルトニン湖にたくさん白鳥がいるのをバスからいつも見ていたので、行ってみる。市庁舎にはアイスランドの縮尺模型もあった。外は雨から雪に変わっていて、とても寒い。オーロラツアーに行くとしてもこれでは寒いだろうなぁと言いながら、インフォメーションセンターへ再び行ってみる。受付のお姉さんが旅行会社に電話してくれて祈るが、今日は開催されないとのこと。明日なら大丈夫かもしれないと言われたけれど、私たちは明日ロンドンに発ってしまう。残念!オーロラが見られないとわかったら急にお腹がすいてきた。外食はどこも高いので、インフォメーションセンターのおじさんに聞いたお店に行ってみる。若者ばかりのよい雰囲気だった。羊のステーキとシーフードスープを頼む。パンがまた美味しかった。

本屋に寄りながら(またまた欲しい本発見!)、レイキャビックのメイン通りの中ほどにあるビョークがよく行くというバー“SIRKUS”に行ってみる。YHの今日の受付のお兄さんはあそこはあまり好きじゃないと言っていた。ドアを開けたら小さなスペースに若い子たちばかり。壁には音楽関係のちらしが貼ってある。お酒を飲みに行ったけれど、温かいカフェラテにする。お店のお姉さんにビョークは先週ここに来たということを聞いた。今日は日曜日なので、先週ということはニアミスだったかもしれない。ビョークは死ぬまでに会ってみたい人。

帰りのバスがなかなか来なくて凍えそうになりながら、YHへ戻る。空の雲は厚い。部屋の人たちはすでに寝ていたので、部屋の電気はつけないまま部屋を出て、共用スペースでパソコンをやったり、シャワーを浴びに行ったりする。メール、日記、次のロンドンのことなどを考えたり。気の向くままにゆったりと過ごした一日が終わる。
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