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ミワいつか
2006/03/19(Sun)
アイスランドアクティビティ


朝今度こそ8:30集合と解っていたのにやっぱり準備もギリギリで、8:30の時点で朝ごはんを全て食べられなかった。ベーグルをピックアップ場所である入り口で食べながら、迎えを待つ。少し遅れて来た大きな白いジープ。出てきたおじさんに名前を告げると難しくて覚えられない、といわれる。そして私も難しくはなかったはずなのに名乗られた名前を忘れてしまった。ジープには私達のほかに2人男の人が乗っていた。
昨日とはまた別のツアー会社のようで、事務所に寄り支払いを済ませる。そしてウエアやブーツ、ヘルメットなどの装備を用意してくれた。オプションのスノーモービルは申し込まなかったはずなのにヘルメットとはおかしいと思い、スノーモービルは申し込んでない、というと少し困った様子。でもどうやら乗せてもらえるらしくそのまま装備を持っていく。
大きなジープに揺られて、昼ごはん用の食料の買出しに。私達はベーグルやら昨日のスープやら魚の瓶詰めやら持って行っていたのでおやつ用のクッキーだけ買う。
出発間際に同じようなジープに乗った人としばらく話をしてから出発していた。運転手さん曰く、これから何処へいくか、とか話しておくことはもし戻らなかったときに助けてもらえるから大事なことだという。出発の時にも到着は状況によって19時か明日か、とか冗談とも本気とも着かないようなことを言っていたから何かあるってことはなくもないのかも、と少し覚悟をする。
途中居眠りをしながら進んだ道は枯れ草のわりと穏やかな景色も見える。苔と岩の景色も見える。場所によってかなり景色が変わる。運転のおじさんは途中フィヨルドなどに立ち寄り、ガイドをしてくれる。とてもチャーミングなおじさん。フィヨルドは波のない静かな水だった。靄がかかっていたフィヨルドの周りを歩いているうちに靄が晴れ小島が浮かんでいるのが見えた。
滝でまた観光がてらジープを降りる。最後のトイレ休憩だという。今日は昨日よりは着込んできたけどやっぱり寒かった。
しばらく普通の道路を走ったあと、舗装されていない道を進む。川の中を走り、岩の転がる間を通り、雪が一面に広がる場所へと到着した。
借りたつなぎのウエアを着ると寒さも和らいだ。私達は二人で一つのスノーモービルに乗るらしい。私はバイクも乗らないし、後ろでも十分楽しめてしまうので(というか多分後ろのほうが楽しめる)のでいつかちゃんドライバーで後ろに乗る。最初はうまく曲がれず、岩の方へと進んでしまった。ガイドのおじさんが戻ってきて曲がるときは曲がる方向に体重をかけて、怖がらないでと言ってまた行ってしまった。どうやらハンドルが重いらしい。
かなりのスピードで進む3人を追いかけ、雪と霧とで真っ白の世界を風を切って走る。坂を上って止まった場所は半径数メートルかしか見えない真っ白の世界。どこまで雪でどこまで霧なのかがわからない、ホワイトアウトちょっと手前の不思議な世界。雪の下には氷河があるという。
またしばらく走ると視界が開けてきた。雲の間からのぞく青空と遠くまで広がる白い雪原が気持ちいい。
青い氷河が見えるクレバスの手前でUターンをして、まだ別の今度は小さな氷河がぽっこり顔を出した小さな山の前で止まる。表面の雪を取り除くとそこには硬い青い氷の塊があった。なんて神秘的な青。どのくらいの長い年月を雪の下で眠っていたんだろう。
相変わらずものすごいスピードで走る3人を追いかけて、こぶに何度も飛び上がりながらも停めてあったジープの元へと到着した。落ちないようにと踏ん張ったり飛び上がったりして体が熱かった。私も前のシートにまたがり運転しその場で直径5メートルぐらいの円を描いてみた。
雪の上でのランチ。大興奮の後でお腹も空いて食べたご飯の美味しかったこと。もらったコーヒーがまた美味しかった。
また川を渡ったり泥や雪道の中を走る。途中雪にはまってしまった車を助けたりして、ギャオのシンクヴェトリル国立公園に到着する。昨日見えた以上にギャオはどこまでもずっと続いていた。
タイヤの空気を入れている間公園をプラプラする。登った崖の上には花も咲き、春のにおいがしていた。
空が夕焼け色に染まってきた帰り道をビョークを聞きながら走る。すごく楽しいツアーだった。すごく満喫した。すごく贅沢なツアーだった。次もまたジープで、今度は氷河が崩れ落ちる場所まで行きたい。
夕飯は買ってあったもので済ませ、オーロラをもしかして見れるかもと海まで行くが見れず、ユースの前でどうやらユースに入りたい猫ちゃんに甘えられる。すっかり疲れて同室のgirls(みんなおばさん!)と眠りに着く。

スノーモービルで氷河に挑む!!!


アイスランドでは氷河を見たかった。今日は奮発して氷河ツアーを申し込んでいた。昨日のような大勢で回るツアーではなくて、ジープに乗っていくはずのもの。朝ごはんを食べてお昼に食べるベーグルなどを用意して8時半のお迎えを待ってみる。

直径1mくらいあるんじゃないかという大きなタイヤのジープから運転手のおじさんが降りてきた。挨拶と「車に2GUYSがいるけれどいい人だから安心して。」と。このツアーは4人で行くらしい。荷物が積まれていたので後部座席に3人掛けで、まずは旅行会社のオフィスへ立ち寄る。ツアーの支払いを済ませてから倉庫のようなところで、全員分のスノーモービル用のつなぎ、スノーブーツ、ヘルメットを用意してくれた。私達はスノーモービルのオプションはつけなかったはずだということを伝えると、スクーターの免許を持っているかとだけ聞かれて、まぁ、じゃあ試してみなさいとのことだったのでとりあえず装備をジープに積む。食べ物や飲み物を買いに寄ったガソリンスタンドから出発するとき、運転手さんは、すれ違った車の運転手さんと運転席ごしに少しの間話していた。ぼーっとそのやりとりを聞いていた私達に「こういうコミュニケーションをとっておくことがレスキューのときにとても大事なんだよ。」と話した。

今日行く場所を地図で教えてもらう。車にはGPSも装備されていた。都市部から離れてひたすら走ることも、空と大地とその間の微妙なグラデーションが現れることも、道中の景色をどうしてもモンゴルの景色と重ねてしまう。とてもきれい。途中霧が深くて、目の前以外が真っ白になってしまい天候が危ぶまれた。しかし運転手さんは「心配だろうけれど長年の経験でこれから行こうとしている氷河は大丈夫だから。」と言う。フィヨルドやら、温泉やら、滝やら、いろいろなところに寄りながら、おじさんは丁寧に説明してくれる。フランスとイングランドから来たという男性二人はわりと熱心にいろいろな質問をしている。英語のガイドで詳細が理解できないので、非常に勿体無い。「ここが最後のファシリティーだから。」と言われトイレに行ってからしばらくくらいだろうか、舗装道を外れ、岩の転がる中、川を渡ったりもした。白い塊がところどころに見えるようになり、白い世界へ到着するとスノーモービルが並んでいた。その中から4台のスノーモービルが用意されて、私とミワは2人で1台乗ることになる。右のレバーを握ると発進、左のブレーキレバーは押さえずにグリップだけ握ること、カーブするときは二人で体をカーブする方へ傾けること、斜面を走るときは斜面の高い方へ体を傾けること、ボタンを上げてひもをひっぱってエンジンをかけること、という簡単な説明のみで早速走ることになった。とりあえず私が運転してミワが後ろに乗る。運転手さんを先頭に男性二人も続き、私達も慌ててまたいで発進。カーブで曲がり切れなくて岩の前で停まってしまうと運転手さんが向きを変えて「Don't be afraid!」とだけアドバイスを残してまた行ってしまった。私達は初心者なのに、結構スピードを出す。見失わないようにと追いかけているうちにコツはつかんできた。視界はただただ真っ白で、前の三人だけが見えるだけ。空と大地の境界線もわからない真っ白な神秘的な世界!そのうちうっすらと空と大地の境界線が現れてきた。白色の世界からきれいな空のブルーが顔を出したり、見たこともない眩しくてきれいな世界!興奮して叫んだ声はエンジン音でかき消されて届かない。ミワを乗せてハンドルを握る手は緊張しながらも、嬉しくて顔は笑っていた。何度か止まりながら、男性陣たちはまた猛スピードで進んでいく。途中視界が悪くなって前の人たちを見失ったときはエンジン全開のはずなのに、進んでいるのかどうかもわからない真っ白な世界に包まれた。Beautiful!Wonderful!!大興奮!!!の体験のあと、ジープまで戻ってから、雪の上でコーヒーブレイク。持ってきたベーグルサンドを頬張りながらもなかなか興奮冷めやらず。面白かった!!!帰りの車ではアイスランドの伝統音楽やビョークのCDなどがかけられた。昨日も訪れたシングヴェトリルを再び通りながらYHまで送ってもらう。楽しかった一日。ご飯を食べて、オーロラが見えないか海の方まで散歩をする。見えるのは雲ばかり。明日のラストチャンスで果たしてオーロラは見えるのだろうか。
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