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ミワいつか
2006/03/17(Fri)
贅沢な時間


昨日は倒れこむように寝てしまったので朝早めに起きてシャワーを浴びる。朝ごはんはお買い得ベーグルに昨日スーパーで買ったなんとかサラダというマヨネーズのペーストのうち一番安かった野菜系のペーストを塗って食べる。
バスは9:30にユースに迎えに来てくれる一番早いバスを予約した。今日は一日中長旅の疲れを温泉で癒すつもり。本当はブルーラグーンに浸かりながらオーロラを眺めるのが理想だったのだけど一週間雨の予報らしい。そして今日も雨。少し遅れてバスは到着しバスターミナルで乗り換えて青い露天温泉、ブルーラグーンへ。
途中昨日空港から来た道を戻る。黒い溶岩とモスグリーンの苔、ところどころ大地が隆起して岩が割れている。もしかして地球の始まった頃はこんな風景だったのかもしれない、と思うと鳥肌が立ってきた。すごい!すごい!!
そんな荒い大地に水色の池が見えた。岩の黒とは対照的にものすごくきれいな水色。その池のすぐ近くがブルーラグーンでバスを降ろされ黒い岩の道をしばらく進むと建物が見える。
水着に着替えて外に出た。そこに広がったのはなんとも不思議な水色と白の世界。水色の乳白色に湯気と霧。広い温泉だった。
予想より温かかったとはいえ10度以下の気温で水着姿は寒く、建物を出てからお湯につかるまで小走りで向かう。細かい雨が降っていた。
はるばるアイスランドで浸かる温泉、すごく癒される。目にも優しい色がさらに癒してくれる。お湯もぬるくもなく熱くもなく、長い間入っていられる丁度いい温度。
泥パック(というかパック用の泥)も置いてあって泥を顔に塗ったり、温泉の底の泥をひろって手に塗ったり、ボーっと浮いたり岩を枕に寝てみたり。そんなことをしているうちにあっというまに時間がたってしまう。時々湯気が濃くて視界に何も見えなくなる。ホント不思議な世界。
お昼はお買い得ベーグルを持ってきていたのでそれを食べながら、明日以降のツアーなどを検討する。グリーンランドへのツアーもアイスランドから出ている。次来るときはグリーンランドも足を伸ばしてみよう。
サウナに入ったりボーっとしたりして、もう晴れそうもないしオーロラ見えそうもないし私達のツアーバスの最終のバス(21:00)の一つ前のバス(18:45)で帰ることにする。夕方からにかけてどこかへ行って最後にブルーラグーンに寄るツアーの人たちや空港からブルーラグーンへ直接来るツアーの人たちで混んできた。
18:42ぐらいにバス乗り場に着いた。私達の乗るツアーバスと同じバスが着いていたので聞くとこれは空港からのツアーのバスだから別のバスに乗れといわれる。すぐに別のバスが乗客を乗せて来たのでそこへ行くと、レイキャビクの市外に行くバスはもう18:00に出たから次は21:00だという。でもスケジュールは18:45ってあるし、私達はその前に着いたと猛抗議する。2人の運転手の間で何かやり取りがあって最初の運転手が電話をしたりして最初のバスに乗れることになった。けどバスターミナルで降ろされ、次のバスはカウンターで聞けと言う。そのまま送ってってくれればいいのに。カウンターで聞くとまたそこら辺の人たちといろいろ話し合った結果一人が運転手になってくれるらしく、なんとかユースに戻ることが出来た。そもそも18:45のバスが来ないのが悪い。一体どういうことだったんだろう。まったくもう。帰れたからよかったけど。
受付で明日以降のツアーの申し込みをする。受付のお兄さんは少し日本語が話せる。もちろん英語は話すし別の人とは多分ドイツ語で話してた。すごい!
アイスランド料理の店も聞いてそこで夕飯を取ることにする。そんな高くないよ、と言われたけどやっぱり高くて、シーフードスープとシーフードグラタンで二人で5000円ちょっと。でもおいしかった。グラタンは想像したグラタンとは違うんだけど白身魚にホワイトソースとチーズのソースやえびがかかったもの。プレートにサラダとご飯が乗っていた。スープはアルコールの味がしっかりした具沢山のスープ。シャケやら白身魚やらえびやらが塊で入っていた。
パソコンを立ち上げると無線LANがキャッチできた。パソコンを広げているとお店のベッキー似お姉さんに、It's beautiful!と言われた。ヘルシンキライブラリー10でも受付のお兄さんにもかっこいいと言われたし、人気者のパソコン。ホントにいつまでも無事でいて欲しい。電池の減りは早くなって来た気がするけど。

水色に浮かんだ一日


朝食にベーグルを食べて、9時半集合でブルーンラグーンへ。YHの前までバスが迎えに来てくれる。ブルーンラグーンはSWITCHだったか、ビョークの表紙を見たときから行ってみたかった。天気はあまりよくないけれど、バスから見えるごつごつとした岩々と、苔の緑と霧ががった空の対比がブルーンラグーンまでの雰囲気を高めている。

センサーにかざすだけのハイテクはブレスレットキーをもらって、さっそく水着に着替えて外にでると、目の前に広がるのは水色のラグーン。何の色と例えたらよいのか、まだ使っていない筆洗器に、水色の絵の具を使って初めて筆を洗ったばかりのまだきれいな水色のような、自然の色とは思えないような色。薄いけれどはっきりとしたとてもきれいな水色。足を入れたら底は少しごつごつとしていた。しばらく浮かんだりして身をゆだねてみた。体が水色に囲まれるという初めての感じ。さらに広い空にも囲まれている。お湯の温度は36℃〜39℃、ちょうどよい。ラグーン内には溶岩パックコーナーがあって、お湯につかりながらパックができるようになっている。大きなスプーンですくって、みんな顔に塗っている。奥のほうへ行くと底がとろっとしていて気持ちがいい。つかんでみると黒ゴマアイスのようなきれいな色だった。またそれも顔に塗ってみたり、腕に塗ってみたり。霧と湯気で真っ白の世界になったりした。神秘的で自分がどこにいるかわからい。私はすぐにのぼせてしまう体質なので、日本の温泉にも長く入っていることはできないのに、この日は結局18:45の発のバスに乗るぎりぎりまで入っていたし、出るのが惜しかったほど。本当に不思議な水色の世界。

バスで戻って夕食をYHのすぐ側のアイスランド料理屋で食べる。白身魚のグラタンと、シーフードスープ。一品1500〜2000ISK(2000〜3000円)とやはり外食は物価の高さが現れる。高いけど、とても美味しかった。無線が入るかもと思って持ってきたパソコンがつながったのでバッテリーが持つしばらくの間メールをチェックする。
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