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ARTIS ZOO
ユースも朝食付きだったので、たくさんの種類のパンを全種類とって食べた。
自転車に乗り、いつかちゃんは日本に荷物を送ため郵便局に行き、私は昨日から気になっていたARTIS ZOOの様子を見に行く。ちょっと高い(16ユーロ)けどこれは素敵そうな動物園だとピンと来た。行くことに決めて、いつかちゃんとの待ち合わせ場所のマレル跳ね橋へ自転車を走らせる。戻る途中の広場には市が立っていた。
いつかちゃんと合流し、市へと行こうと橋に差し掛かると、その跳ね橋が上がっているところだった。丁度タイミングよく大きな船が通るらしい。船が通過し橋が元に戻るのを待つ。その船は観光ポイントになっているマレルの跳ね橋も通過しマレル橋があがるのも見た。
マレルの跳ね橋が元に戻るのを見届けてから市に立ち寄る。日本でもありそうなフリーマーケット。主に衣料品が売っているのだけど、ガラクタのようなものも一緒に売っていて、ちょっと覗くだけ、のつもりが結局30分以上そこにいてしまった。
急いで動物園に向かい1:30ごろ入場した。自転車を3時に返しに行かなきゃいけないので駆け足で見る。アムスは寒いからか、室内の展示がとても充実していた。室内のサルにしてもかえるにしてもみんなサービス精神旺盛で、窓ガラスに顔を向けてくれている。スポットライトで日向ぼっこをしている亀や、笑っているように見える亀、何匹も寄り添って(寄り添うというより乗っかって)寝ているDegoeというねずみのような動物、Kleine Kantjilという名前の超小型の鹿のような動物。なんだかとてもみんな面白くて一人だけどすごく楽しんでしまった。水族館もありヨーロッパっぽい古い内装に水槽がはめ込んであって水族館もきれいだった。案の定時間は足りず、3時を過ぎてから動物園を後にした。自転車を飛ばして自転車屋へ急ぐ。
いつかちゃんとゴッホ美術館で落ち合い、ゴッホ美術館を見て回る。大きな美術館だった。ゴッホの一生をなぞるように展示がされている。ゴッホとゴーギャンのくだりは胸が詰る。一緒にレンブラント展もやっていたが、動物園、美術館と結構な出費だったので入らないことにした。
オランダはインドネシアを植民地にしていたことから、インドネシア料理もオランダではよく食べられるようだ。ユースの近くのインドネシア料理屋で夕飯を食べる。ウエイターさんはコースを勧めてくるけど小皿を何品か頼むことにする。料理の名前を見てもどんな料理なのか全然わからなかったのでウエイターさんに説明してもらいながら適当に何品か注文する。インドネシア料理はもしかしたら初めて食べたかもしれないけどどの料理も美味しかった。
少しユースで時間を潰してからバスターミナルへと向かう。ここからコペンハーゲンまで長い道のりだ。
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今日もサイクリング!
今日の朝食はちょっと反省。食べ過ぎて動けないほど苦しい。だってパンだけで何種類もあるんだもの全種類お皿に乗っけてしまいたくなるというもの。買い込んだ材料や本などを日本に送るために郵便局へ行く。ついでにオルタ邸で買ったポストカードも手紙を書いてアムスから出すことにする。約1週間で届く航空便で30ユーロ、船便で2ヶ月かかって22ユーロとのこと、航空便にする。思ったより安かったけれど、カードが使えずに手持ちの現金が足りなくて、外にあるPOST BANKでお金を下ろしておいでと言われる。すぐに戻ると「よくできましたね」とほめられた。前にもこんな風に戻ってきたらよくできましたと言われたことがあったな、パリ市外に出て切符を買ってきたときだ。とてもよい対応のおばちゃんお姉さんだった。
ミワが動物園の下見に行っている間に郵便局に寄ったので、待ち合わせのMagereブリッジへ自転車を走らせる。途中の小さな園芸市が開かれていた公園で白いワンピースを吊るして雑誌の撮影をしているお姉さんたちがいた。ミワと合流して通りがかりの人に橋で記念撮影をお願いするも、橋が全然入っていなかった。船が通るために跳ね橋があがるのを見た。
日用品市で動物園へ行くミワと別れる。ウエストベルトにポケットがたくさんついたものを買ってしまう。衝動買いのような気もしてだいぶ悩んだが、日本で見ていてほしかったので。一人になるとついつい買ってしまいがちになると思っていたら、あとから聞いたらミワもそれを見ていたそう。なーんだ。私はゆっくり市をまわって、そのあとサイクリングしながらあちこちのお店に立ち寄ったりしていたらあっという間に15時の自転車の返却の時間になってしまった。
16時にゴッホ美術館で待ち合わせしたのでのんびり歩いて向かう。入り口で日記をメモしながらミワを待つ。1973年に建てられたようだが大きくてきれいな美術館だった。キャプションやサインも現代っぽい。入らなかったが企画展が行われる新館を黒川紀章が98年に設計している。本館2階にゴッホの作品が年代順に常設展示され、3階は素描や版画、資料閲覧コーナー、4階は美術館の所蔵作品など。年代による作風の違いがわかりやすい。最初に登場した自画像が一番印象的だった。それにしても森美術館並みの入場料10ユーロは高すぎる。ゴッホ美術館はYHの近くなので歩いて帰る。
夜はYHのそばで賑わっていたインドネシア料理屋SAMA SEBO(P.C. HOOFTSTRAAT 27 1071 BL AMSTERDAM ※www.samasebo.com)で。何を頼んでも美味しかったけれど、特にもやし甘味噌のようなものが気にいった。コペンハーゲンへ向かうバスが23時15分発。夕食でお腹を満たしてからトラムに乗って、到着の逆の順路をたどる。バスは読書灯の灯りの中しばらく本を読んでいたが、私以外はみんな電気を消してしまったので、私も早めに電気を消すことにした。
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