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ミワいつか
2006/03/09(Thu)
チョコ堪能


朝食堂に9時少し過ぎて到着すると朝ごはんは9時までだったらしく片付けられ始めていた。それでも何とかパンをゲットしかろうじて朝食にありつく。
今日もブリュッセルは雨。
プラプラブリュッセル市内を観光しながらサブロン広場辺りへ出る。ウインドウを覗きながら歩いていると、日本にも店があるというWITTAMERが。チョコレートなどのスウィーツとともにパリ最終日に市場でキッシュを買うつもりだったのに結局時間がなくて買えなかったキッシュも並んでいる。2階はレストランだったのでキッシュを食べれるか、と聞くと2階へ案内された。王室御用達だけあって高級感漂う店内。2人で一個のサーモンキッシュとクロワッサンを一つずつ、朝食で逃したオレンジシュースを頼む。生絞りのオレンジジュースは多分ビタミン不足であろう体に染み渡った。クロワッサンはすごくふっくらとした大きさ。キッシュも美味しくてでも2人で一つで十分だった。試しにPCをつけてみると無線LANがつながるのでコーヒーなど頼んでゆっくりすることにする。コーヒーにはクッキーとチョコレートがついてきた。
メールチェックなどをしていると、店のおねえさんが、隣のテーブルのおじ様がチョコレート食べきれないので食べないかと言っているがどうする?と聞いてきた。願ってもないこと!遠慮なくいただくことにする。そのケーキの美味しかったこと!濃厚なチョコレートのケーキたち。飾られたベリー達もかわいらしい。ゆったりとした幸せな時間を過ごす。雨も上がり太陽も顔を出した。
と、逆隣のおじいさんがチョコをくれと言う。いやだといって阻止するも向こうからもらったんだからくれと勝手にチョコを食べて出て行った。この店には素敵なおじ様もいればこんなおじいさんもいるのか。ショックで呆然とする。
雨の上がったグランプラスを抜け小便小僧を見に行くと、ブリュッセルの大学生が大学伝統のコスチュームを着せていた。一体これはなんなのかと聞いた相手はイタリア人だった。1年間ブリュッセルの大学に留学しているらしい。別れ際にほっぺを差し出されて、外人がよくやるチュっていう挨拶をした。ちょっと照れた。
インフォメーションへ行きオルタ美術館の行き方を聞く。すでに時間は4時。オルタ美術館は5:30まで。インフォメーションのお姉さんはもう無理だと言う。それでも行き方だけ聞いて行くことにする。南駅まで1kmぐらい歩いたところでトラムに乗る。なんとか5時前に到着。オルタさんが住んでいたという中はアジアの美術品がいたるところに飾られたゴージャスな家。特に素敵なのは螺旋階段が吹き抜けになっていてその天井のステンドグラスと壁の模様。金色の光に包まれてまるでミュシャの絵の中にいるかのよう。
閉館ギリギリまでいて、お兄さんに少し急かされながらオルタ邸を後にする。
トラムに乗るとトラムにはアコーディオン弾きがアコーディオンに合わせて歌を歌っている。終点まで乗りそこからまたぶらぶら歩く。またサブロンに来た。ウインドウを覗きながら歩くとキッシュ屋さんのウインドウで足が止まる。
そろそろお腹がすいてきた頃。キッシュをホールで買う。かなりずっしりなキッシュを抱えながら宿へと急ぐ。
丸のキッシュを夕飯に、レッフェの黒ビールで乾杯。きのこと思って買ったキッシュは実は茄子で少ししょっぱい茄子のキッシュは2切れも食べたらお腹いっぱいになってしまった。残りは明日のお昼と夕飯にしよう。

チ、ヨ、コ、レ、イ、ト


朝食9:00までだった!危うく逃しそうになる。ブリュッセルは今日も雨。王立美術館の本屋に立ち寄る。初めて見る面白い本がいっぱいあって、買いたい衝動にかられる!鳥好きの知人に買いたい本も見つけてしまった。ぶらぶらと歩いて、ステンドグラスが素敵なノートルダム・デュ・サブロン教会に入ると学生たちが木炭でスケッチをしていた。サブロン広場では日本でも大人気のヴィタメールを発見!日本では見たことのない焼き菓子たちにうっとり。2Fにカフェがあって早速入ることにする。白を基調として高級感のある店内の一部にはヴィタメールピンクが使われている。クロワッサン一つずつ、キッシュをミワと半分こで頼む。しばらくネットにつなげてなかったので今日はパソコンを持ってきた。試しに開いてみたらつながった!今回の旅にはミワのPanasonicのLET'S NOTEというパソコンを持ってきている。どこへ行ってもこのパソコンを使っていると「小さいねー」と興味を持たれる。私のiBookは重くてとても持ってくる気になれなかったので私もミワのパソコンを使わせてもらっている。海外でのネット接続が初めてな私達は無線LANで接続を試みるか、ネットカフェなどから日記の更新だけしている。パリのかなちゃんの家でもそうだったけれど、時々近くの人の無線が入ることがある。本当はよくないけれどもヴィタメールでも無線LANが入ったので久しぶりにメールチェックなどをする。そうこうして長居になりそうなのでコーヒーも頼んだら、チョコが2つとクッキーがついてきた!感激してお茶をしていたら、店員さんが来て「後ろのおじさまが食べきれないからあなたたちにどうかとおっしゃっていますよ」というようなことを言っている。振り返るとデザート皿を前に素敵なおじさまがにっこりと微笑んでいるではないか!!「私は少々太りすぎているから、半分食べてもらえませんか?」って!ケーキ2種を半分ずつにカットしたものに、ブラックベリーやラズベリーが散りばめられたソースにのって運ばれてきた。ベルギーにはなんて素敵なおじさまがいるのでしょう!そして盛り付け直して持ってきてくれるヴィタメールもさすがは王室御用達!帰っていくおじさまにこの上ない幸せな気分でお礼を言ったあとしばらくして、隣の席にいたおじさんがとことこやって来た。そしてなんと、私達のコーヒーについてきたチョコレートを「君達はたくさんもらったんだから一個くらいいいでしょう?」とかなんとかいいながらパクッと食べてしまった!世の中にはそんなおじさんもいるなんて!

グランプラスを抜けて小便小僧を見にいった。大学生が伝統のイベントで思ったよりも小さかった小便小僧に服を着せて盛り上がっていた。何をしているのかと尋ねたイタリア人学生がいろいろ説明してくれた。一緒に撮った写真を送ると約束する。

お茶の時間を楽しみすぎてすでに夕方になってしまったけれど、ヴィクトール・オルタのアトリエ兼住まいで1969年より美術館として公開されているオルタ邸に行くことにする。中心地から少し離れていて、トラム乗り場も地下にあったりしてちょっと手間取る、足間取るが、到着した建物は美術館というものではなく、シンプルな外観のバルコニーにアールヌーボーを感じる曲線が使われていた。装飾で埋め尽くされた室内は計算されつくされているからかいやらしさが全くない。オルタは日本の文化に興味があったようで、浮世絵の影響を受けたり日本美術の収集もしていたそうだ。至るところにアジア色も感じられる。中心部の吹き抜け部分は見事で、上部ガラスから洩れる光とその空間に浮かびあがる壁面の装飾には目を見張るばかり。閉館まで吹き抜けでうっとりしてしまった。

帰りにウィンドーにキッシュが並んでいて、お腹が空いた私達はホールでキッシュを買ってしまう。キッシュは帰ったら絶対自分で作りたい大好物なものの一つ。この旅でも何度キッシュの前で立ち止まっているかしら。雨の中ずっしり重たいキッシュを抱えて宿で夕食にする。YHのバーのビールが1ユーロちょっとで安かった。フランボワーズビールを頼む。キッシュはちょっとしょっぱかったけれど、かわいい木枠付き。
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