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ミワいつか
2006/03/07(Tue)
ロンシャンへ


直前まで行くかどうか悩んでたロンシャンへやっぱり行くことにした。朝夜明け前にかなちゃんの家を出る。途中の自販機でボルビックの味つきを買いたかったのに手こずって結局普通の水を買ってしまうは電車は一本逃すはで間に合うかちょっと心配だったけど、無事時間前にチケットもゲットし駅に到着。が電車は30分遅れるという。待っているうちに夜が明けた。
結局50分遅れで出発。パリの駅を出発し、少しして目が覚めると車窓はのどかな田舎の草原に一変していた。広がる草原に、まっすぐの道とは道に沿ってまっすぐに伸びる並木。ところどころに見える小さなかわいい家。しばらく見とれる。
またしばらくすると景色は雪景色に変わっていった。
同じ車両に日本人もいて、彼はローカル線でロンシャンまで行くとのことだった。でも間に合わないかも、と言っていて、もし間に合うならうちらもそれで行くって選択肢もあるな、と思いながらも寝てしまい、ベルフォール駅近くなって後ろを振り返るともういなかった。
ベルフォール駅を降りて、バスを探すもそれらしきものがわからず一台のバスの運転手さんに聞くとさらに奥だという。奥ってどれだ、と探しているうちに奥のバスは一斉に出発してしまった。
取り残された私達はまた別の人に聞いた。ワンちゃんと一緒にバス停へ案内してくれて後3分だ、という。が結局そのバスは来なかった。ヒッチハイクも試みるがタクシーで行くことにする。あの時一緒の車両の日本人をちゃんと捕まえて一緒にローカル線でロンシャンまで行っていれば、、、と後悔が募るも後の祭り。
そんなこんなでやっとこさ辿り着いたロンシャンの教会。途中の坂道で歩いているさっきの同じ車両の日本人を発見!きっと歩くのは大変に違いない。タクシーでよかったに違いないと自分に言い聞かせる。
雪の中に建つ不揃いな感じの真っ白な教会は、まぶしかった。パリ東駅であった他の日本人の団体さんもロンシャン駅から歩いて来たようで同じタイミングに10人ぐらいの観光客。ホントはきっとひっそりとたたずんていて、ひっそりと訪れたい教会。団体さんが写真を撮っているうちに中に入るとする。雪のまぶしさと教会の白のまぶしさから一転暗い教会の中に入るとなかなか目が慣れない。徐々に目が慣れると白い教会内部にステンドグラスから透ける色と光にあふれるかわいらしい光景が映った。中もやっぱり不揃いでへぼかわいい(偉大なる建築にこんな表現を使っていいかな)。教会の神聖さは残しつつも愛らしい。なんて素敵な教会。苦労して行った甲斐があった。迷ってたけど行ってよかった。
帰りは運良くタクシーを呼ぼうとしていた2人組を捕まえて待たしていたタクシーに一緒に乗っける。運転手は往復90ユーロと言っていて、待っている1時間はカウントしないと言っていたのにメーターは行きの43ユーロよりは進んでいて、帰りは電車がギリギリと言ったから飛ばしてくれたのか40ユーロもしてなかった感じ。なんだかいまいちしっくり来なかったけど、電車がギリギリなのと約束だったしと90ユーロ払い、同乗者は25ユーロ払ってくれたので結局65ユーロでの往復。
それでも14:53の電車には結局乗れず2時間待ち。道端のおじさんが美味しくて安いよと教えてくれた近くのケバブ屋さんで遅めのお昼ご飯。ここのケバブはパニーニみたいな感じのパリパリのパン。かなりのボリュームで満腹になる。かなちゃんのお土産を買って16:35の電車に乗り込む。
14:53の電車に乗り込みたかったのも、今日はチャンピオンズリーグ、バルサ対チェルシーの2戦目。1戦目は結局観れなかったし、このゲームで去年の屈辱を晴らせるかがかかっていたので絶対観たかった。
かなちゃんに事前に聞いていたお店に着くと、前半30分。人で溢れていた。とりあえず立ち見をする。ハーフタイムにはパラパラと席が空いたので、大きいモニターは見えないけど座って小さいモニターを見ることにする。となりはどうやらチェルシーファンらしい。そしてロニーのゴール!!店中拍手で埋まる。どうやらバルサファンが大半らしい。パリの片隅でパリのバルサファン達とバルサを応援する。ビババルサ。
念願のバルサ戦も見れたし、大満足な最後の夜だった。

念願のロンシャンの教会


この旅で一番の建築の旅になりそうなコルビジェのロンシャンの教会へ。パリからロンシャンの教会へ日帰りで行く方法はパリ・リヨン駅からブザンソン行のTGVで行く方法と、パリ・東駅から特急で行く方法がある。TGVは高いので、私たちは最寄りのベルフォール(BELFORT)駅まで片道44.80ユーロの2等の切符を買った。朝7:09東駅発、11:24ベルフォール駅着。駅の自販機でVolvicのフランボワーズ味を買ったりして(ミワは買えなかったりして)20分前くらいに東駅に到着すると、早速30分遅れの表示が出ている。5-6人の日本人の女の子のグループも駅で電車を待っていてロンシャンの教会に行くとのこと。クロワッサンとバゲットととカスタードチョコパンを買って待機。7:30に入線して、出発したのは結局7:50だった。あまり寝ていないので、気づいたら眠っている。目が覚めると緑の地平線が見える。またいつの間にか眠っていて、目が覚めると木が等間隔に整列していたり、また目覚めると今度は雪景色に変わっていたり夢の中のような不思議な車窓の記憶が残る。同じ車両にもロンシャンの教会へ行く男性がいたようだ。

ベルフォール駅に降りたとき、日本人がいないことが気になった。駅からの足を見つけるのがとにかく大変だとロンシャンに行ったことのある知人が口を揃えて言っていた。ブルータスのコピーにも、ベルフォール駅でバス停は見つけられずタクシーで行ったとある。荷物をロッカーに入れている間にタクシーをつかまえそびれたという話も聞いたので、キョロキョロしながらも、まずはバスが停まっての方に向かうが、4,5台並んでいたバスはほぼ同時に全部出発してしまった。そのあとロンシャンへ行くバス(バスがあるという話は聞いていたが、また別の現地の人はここからはない、VESOULとBELFORT駅の間のLUREまで戻ってバスに乗れという人もいた)というのを教えてもらうが、1日1,2本の表示でさきほど出てしまったようだった。たまたま通ったタクシーに値段を聞くと片道35ユーロ。高い気がしてやめる。と、さっきまで何台か乗り場にいたタクシーが見当たらない。次につかまえたタクシーは片道45ユーロと言う。さっきは35ユーロだったのに失敗したと思うが、次にタクシーくる気配もなく、交渉しても頑なだったので乗ることにする。教会で1時間待つのは無料とのこと。帰りをどうしようかと心配をしながらも、教会への25kmの道のり。運転手さんはハンズフリーヘッドホンをしてずっと電話をしながら運転していたが、ふと山の上を指差して何か言っている。その方向には、あの教会の姿があった。山に囲まれていて全部は見えない。高いタクシー代に対する曇りかけた気持ちも吹き飛び、テンションがあがる。教会のふもとにさしかかった頃、同じ車両だったという男性と私が今朝みかけた女の子たちをタクシーで追い越す。ベルフォールよりもっと前の駅からローカル線に乗ってきたのだろう。タクシーを降りてさっそくその日本人の人たちに話を聞くと、帰りは17時半くらいロンシャン発の電車で、パリに戻るのが21時半すぎ。その間に電車はなくて、もっと遅いパリ23時着くらいのものしかないのだとか。とりあえずタクシーには待ってもらうことにした。

教会の周りにこんもりと雪が積もっている。雪と同じくらい真っ白なロンシャンの教会が、まぶしすぎて視界に入ってこない。目をこらして見る先に確実にその愛らしい姿がある。雪のロンシャンを撮れるとは思っていなかった。膝まで雪に埋もれながら何枚か外観を撮る。これ以上行けないところまで雪をかき分けてもぎりぎりのひき。私の好きな角度は2箇所くらいあり、何周しても同じ地点で足が止まった。裏にまわって小さな入り口から中に入ったとき、その空間に対してなのか、ここまで辿り着いたことに対する安堵感なのか、涙が出てきそうになった。小窓から差し込む光が教会内にうっすらと明るみをもたらしている。写真はダメのマークがあったが、他の日本人や何人かの外国人と口裏を合わせたかのようにフラッシュはたかずに、何枚か写真におさめた。天井のカーブをしばらく眺める。教会内は外よりも冷えていた。

帰りは黒人の女性と男性が一人同乗してくれるとのこと、二人が25ユーロ払ってくれたので、私達は65ユーロで往復したことになる。しかし、行きに50分遅れた電車は帰りは時間通りに来たみたいで逃してしまった。やれやれと思いながら、ボリュームたっぷりのケバブを食べて次の電車を待つ。いろいろあったけれど、やっぱり足を運んだ価値がある。

パリに戻って、かなちゃんと合流してイングリッシュパブでバルサ対チェルシー戦を見ながら、三人でご飯を食べる。パリ最後の夜。

もしパリからロンシャンに行く人がいたら、参考までに

Chapelle Notre-Dame du-Haut
70250,Ronchamp
T.03 84 20 65 13
4月〜9月9:30〜18:30、10月と3月10:00〜17:00、11月〜2月10:00〜16:00
1月1日以外毎日オープン
入場料:2ユーロ(学生1.5ユーロ)

SNCF特急の時刻表(2006.3.7現在)
[行き]※日帰りするにはこの時間発のみ
↓PARIS-EST 7:09↓
↓VESOUL 10:35(ここからローカル線でロンシャン駅まで30分くらいらしい)
↓BELFORT 11:54(VESOULとBELFORTの間に教会はあるが、タクシーならベルフォール駅の方が近い)

[帰り]
↓BELFORT 16:36(その前は14:53発と曜日によって15:55発もある)
↓VESOUL 17:11
↓PARIS-EST 20:40

↓BELFORT 17:50(最終は19:39発)
↓VESOUL 18:27
↓PARIS-EST 21:41

ロンシャンの教会でベルフォール駅までタクシーを呼びたかったら、
Je voudrais aller a la gare de BERFORT,
appelez-moi un taxi si'l vous plait.
と言ってみましょう。
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