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ミワいつか
2006/02/28(Tue)
さよなら怖くてかわいいロシア


朝6時半にアラームをセットしたけど自然に6時過ぎに目が覚めた。
早めに赤の広場へ行って空港まで行かないと不安だったけど、なかなか明るくならず7時半近くになって出た。
地下鉄の駅を降りてまた人に道を尋ねる。今までは道を尋ねたりしてもロシア人のおばちゃんには冷たくあしらわれる確立が高かったけど今度尋ねたおばちゃんは笑顔さえみせて道を案内してくれた。
向こう側よ、といって指し示す門の向こう側には私の切望していた聖ワシリー教会が見えた。門をくぐるとがらんとした広い赤の広場の一番奥に雪をかぶった聖ワシリー教会が。出発の前に小さなスノードームの聖ワシリー教会を見て、それでさえ見とれてしまったのに、それが現実感がないような現実となって目の前にある。
雲を透かしてオレンジ色の太陽の光が見えた。一瞬太陽だとわからないくらい太陽も現実感がなかった。
短いけど大大大満足なモスクワ観光だった。グム百貨店はまだやってなかったしクレムリンも時間がなくてみれなかったから、ロシアもまた来よう。きっとライトアップされた夜も素敵に違いない。
赤の広場の警備は厳重だと何かで読んだことがあったけど、そのとおりで、いつかちゃんが一瞬写真を撮るためにバックパックを広場に置いたら早速警備の人が寄ってきて怒られた。へー。
空港はシェレメチェボ空港だったのだけど、第1と第2があるらしく、おそらく第2だろうと思っていたけどホントにそうだという確信があったわけではないのでどきどきしながら空港へ向かう。昨日夜に日本語の話せるホテルのスタッフにどっちにしてもアエロポルテというメトロの駅に行けばいいということを聞いていた。アエロポルテ駅につき空港への行き方を駅の係員のおじいちゃんにきくと、どうやらアエロポルテではないみたい。確かにホテルのスタッフ、「乗り換え」のことを「喫茶店」って言ってたし(どうしてそうなるのか謎)。降りるべき駅とそこで乗るバスの番号を書いてくれて(書く手もおぼつかないぐらいだったのに。ホントありがとう)、それでも不安そうな顔をしているとホームまで連れて、メトロにのせて手を振って見送ってくれた。ロシア人に道を尋ねたりして冷たくあしらわれることが多いのだけど、時々出会う、温かい人たちの親切が身にしみる。セクハラ親父のことをジョンに話したときに「悪いロシア人のことはどうか忘れてほしい。いいロシア人のことは覚えておいて。」って言ってた。ジョンたちやこのおじいちゃんのこと、忘れない。
けど乗せてくれた電車は次の駅で止まってしまい、目的の駅までは行かなかった(笑)。
またいろんな人に確認しつつ目的の駅まで行き、おじいちゃんが教えてくれたバスにのり無事第2空港からロシアを発つ。
ロシア、いろんな思いをしたけど、おとぎの国のかわいさと荘厳さを持ったなんか不思議な国。やっぱりまた来たい、と思った。
久々の飛行機、長く乗っていたかったけど1.5時間、あっという間にヘルシンキについてしまった
ヘルシンキの空港でマイレージのカードを作成する。これでマイルをためて世界二周目もしてしまおう。
ヘルシンキの街の人たちは優しかった。ユースに行くのに道を尋ねるとわざわざトラム乗り場まで案内してくれたり、聞いてもないのに駅に着いたら教えてくれるし、何より笑顔だし。
でも、寒かった。普通の街だし、なぜか寒さも和らいだような気がしてモスクワ、モンゴルより少し薄着で街に繰り出してしまったら、モスクワモンゴルよりはるかに寒く感じる!凍えながらユースに戻り初ドミトリーでなんとなく回りに気を使いつつ床に就く。




モンゴルよりロシアより寒いフィンランド!


朝6時半起床。外はまだ真っ暗。12時50分のフライトの前に唯一のモスクワ観光ということで赤の広場へと向かう。駅を降りて道を尋ねると、うす桃色のコートを着た親切なおばさんが近くまで案内してくれた。おばさんが指差した方向を見ると門の向こうにかわいらしい屋根がのぞいている。写真の聖ワシーリー聖堂を担当した建築家をイヴァン雷帝はあまりの美しさに感動し、二度とこれほどの美しい建物ができないようにと設計者二人の目をくり抜いてしまったという逸話があるそう。赤の広場は7万3千平方メートル。

フライトの時間を気にして急いで駅に向かう。昨日ホテルで日本語で話しかけてきたロシア人男性はAEROPORT駅に行けばいいんだと言っていたのに、AEROPORT駅で降りて尋ねた駅の掃除員のようなおじいさんには、「ここから4つ先だよ。」と言われた。昨日ホテルで教えてくれた陽気なおじさんは路線図を見ながら、乗り換えのことを「喫茶店」と言っていた。「ここが〜フスク駅。ここで喫茶店ね。それでここが〜フスク駅。ここでまた喫茶店。わかった?」という感じに。一体何と間違えて喫茶店と覚えてしまったのか謎が解けない。駅の掃除のおじさんはヨボヨボの手をふるわせながら駅名とバスの番号を書いてくれた。さらにホームまで見送り、閉まった扉の向こうから手までふってくれた。バスに長いこと乗って、2時間前に空港に無事到着。

小さな空港だった。出国審査は、どこにいくの?どのくらい行くの?いつ帰るの?仕事は?と質問攻め。家族は?恋人は?と続くのかという勢いだった。バイバイとパスポートを返されて違和感が残る。空港で赤の広場の葉書を買って手紙を書く。いろんなところからたくさんの人に手紙を出したいな。切手は売っていないと言われて、書いた手紙はロシアからは出せなかった。

小さな機体だけれどきれいなフィンエアー。サンドイッチの軽食セットがかわいい。1時間半の短いフライトで、パソコンを出すものの、デジカメの取り込みと整理をしていたら、あっという間にシートベルトランプが点灯してしまう。空港に到着してリコンファームをするために、フィンランド航空のカウンターに行くがヨーロッパは要らないと言われる。ついでにマイレージカードをつくる。空港からはフィンランド航空のバスよりも安い路線バスを利用する。

ヘルシンキはトラムが縦横無尽に走っている。中央駅でどこからトラムに乗ればいいのかわからない私達を、とてもやさしいカップルが案内をしてくれた。トラムでは親切に値段を教えてくれたり、かばんが閉まらなくなっている姿を見て手伝ってくれたり、助けを求める前に手を差しのべてくれる。ロシアがロシアだっただけに心に沁みる。1952年に開催されたヘルシンキオリンピックのスタジアムがYHになっていて、中央駅から少し遠いがそこに荷物を置いて、再び出かける。インフォメーションでネットカフェや観光情報などを得て、マーケット広場&室内広場に駆け込む。がなんか寒い。すごく寒い。ヨーロッパに入って油断してしまった。寒くて寒くて凍ってしまいそうなので、イッタラや、カフェアアルトやら、何箇所か寄り道する。中央郵便局でモスクワの空港で書いた葉書を出してから、その2階にある22時まで無料でインターネットができるLIBLALY 10というところに行ってみる。こんな図書館が東京にもあったらいいのにと切に思う。小さなおしゃれな図書館の中でその後ジャズライブが始まった。JAZZの生演奏を聞きながら本を読むなんて!ヘルシンキに行かれる方にはオススメスポットです。

雪がラメ入りなのかと思うくらいきらきらしている。
YHに戻り、ダウンのポケットにひっかかってフィルムカメラが派手に落下。取り直せない気を取り直そうと試みながら、デパートの地下で買ったズッキーニを炒めたりして、穴あきチーズやハムやらスープやらで夕食にした。美味しかったけど悲しい。
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