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ミワいつか
2006/02/24(Fri)
ロシア人怖い


車内の到着時刻の表はロシアはモスクワ時間で書いてあるので体感時刻と表示時刻がおかしなことになっている。14時にイルクーツクにつくのが、モスクワ時間では朝の9時。腕時計と携帯の時計とを見比べて、隣のドイツ人旅行者と一緒にイルクーツクの駅に降りる。イルクーツクUっていう駅もあったけど正しいイルクーツクに降りられたみたい。せっかくの1等車だしモスクワまで行くみたいだし、このまま乗っていたかったけどチケットはイルクーツクまでだし降りる。
ルーブルを持っていなかったのでまず両替をしたくていつかちゃんがコピーしてきたロシアの地球の歩き方の会話集を指し示して両替所をいろんな人に聞くも誰も知らない。おじさんに聞いても無視されるし、駅の窓口で聞いても道行く人たちに聞いても知らんのポーズをするばかり。親切なお兄さんもいて、近くになんとかホテルっていうのがあるからそこでやれば?と教えてくれるがなんとかホテルがどこにあるかわからないし。というわけでキャッシュディスペンサーみたのがあったのでキャッシングをしてみることにする。これも後ろの人に教えてもらったりしてなんとか。レートもチェックしてなかったので日本円でいくらなのかはわからないまま売店でビールが22ルーブルだったので800ルーブルおろしてみた。
そのお金を持ってシベリア鉄道の食料の買出し。シャケのグリルみたいの(4切れ)、マッシュポテトとサラダとソーセージのプレートを頼むと冷凍のトレーを解凍するらしい。その他チーズのサンドイッチ、シャケのサンドイッチ、ピクルス、カップラーメンお菓子ジュースなどを買い込んで乗り込む。
駅で見かけたり両替所を聞いたりした人たちの印象では、ロシア人女性は化粧もばっちりだし、服装とかも毛皮でゴージャスで美人が多いけど愛想というものがない怖い人たちだなって印象。
今度の列車は2等車で、中国から乗った列車よりもさらに狭い室内。2段ペットの上段には柵もないし。サンタさんの絵があったり、ペンギンの絵があったりカワイイ列車。幸い同室者はいなくゆったり過ごす。解凍したプレートと買い込んだビールで乾杯して眠る。

シベリア鉄道に乗り込む!


7時頃目が覚めると外はまだ真っ暗だった。9時頃起き上がり、ミワが先にシャワーを浴びているところへ、母から「arakawa kinmedal」(なぜかローマ字。海外から日本語で打てないかもしれないという私の説明がきっと悪かった)のメールが!おそらく日本初のメダル。どんな演技だったのか思いを馳せる。洗面所のシャワーの取っ手が伸びるようになっているので、シャワー付きのコンパートメントということになる。湯量は多くないが、お湯のシャワーを浴びてさっぱりする。朝食はカップうどんを二人で食べて終わり。湖なのだろうか、真っ白な水平線にミワと興奮して写真を撮る。

14時過ぎ、イルクーツク到着。−10℃の表示が見える。モンゴルとはまた違う寒さ。両替所が見つからない。地球の歩き方のコピーの「両替所はどこですか?」を見せてもロシア人はみんな無視。構内にあった1台の機械にVISAのマークがあったので、ドキドキしながら操作してみる。レートがわからないまま800RUB現金で引き出す。イルクーツクは゛(Nを反転させた文字→)NPKyTCK"と書く。イルクーツクのスペルでロシア語のアルファベットがちょっとわかる。Nの反転した文字が「I」、Pは「R」、小文字のyのような字が「U」、Cが「S」。英語もほとんど通じないので少しアルファベットを覚えたい。長い列車の旅に備えて、カップ麺3ヶ、サーモンののったパンとチーズののったパン、ピクルスの瓶詰め、粉末のマッシュルームスープ、ミックスジュース、ポテトチップス、いろいろな数字が書かれている缶ビール4本、それにすぐ食べられるようにサーモンのムニエルとソーセージやマッシュポテトの載ったトレイを買ったら冷凍でレンジにかけられてから渡された。合計570RUB分買い込む。1RUBいくらなのかわからないので、高いか安いかもわからない。

フフホトからウランバートルまでの電車、ウランバートルからイルクーツクまでの電車、3度目の長距離列車でいよいよシベリア鉄道本線に。シベリア鉄道と聞いて通常イメージするのは、ウラジオストックからモスクワまでの6泊7日の旅かもしれない。私達はイルクーツクからなので、3泊4日の間乗車することになる。1等のソフトクラス、2等のハードクラス、3等のツーリストクラスとあり、今度も2等車なので、上下の2段ベッドが向き合う4人部屋になる。ツーリストクラスというのは、ドアがなく人が行き来する廊下にベッドがあるようで、外国人はあまり乗らないらしい。

駅にはたくさんの人がいた。地下道をくぐってホームへ出るとすでに列車は到着していた。チケットを車掌さんに見せるのを待つ短い時間でも寒くて手が悴む。私たちの8号車は目の前にあって、8号車だけ星やらいろいろなモチーフのカッティングシートが貼られていてなんだかかわいらしい。車内もかわいいモチーフがあった。コンパートメントは今まで乗った2等車ものより狭い。上の段のふとんは敷いてあって、下の段のふとんはしまってあって、最初はソファーが向かい合わせにあるような見た目となっている。テーブルの上にはお菓子やジュースが並べられていた。北京のままの時計で17時20分、モスクワ時間の11時20分、出発してビール2本で乾杯する。


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